直線の定理で語る、演劇の時間

ひまわりで研究科を持っている。

月~金、毎日午前、午後授業があるクラス。

声楽、日舞、ダンス、マイムそして、演技。

もちろん、私は演技担当。

松田正隆氏の「海と日傘」のシーンスタディをやっているが、

なかなかに、難しいらしい。





セリフは、日常の言葉。
しかし、裏側ではさまざまなドラマが流れ、
人間の体の中に、今と過去と、これからと、
プラスとマイナスと、
よきものと、わるきものと
混在し、でたりはいったり、
とめどなく、動き続け、働き続け、
つながって、うねって、
波を起こし、波が引き、
新たな波が起こり…

つまり、人間そのものがいるということなのだが、

これが、改めて取り出すと難しい。

時間が流れているということ、
時間の流れを作れるのは人間しかいない。

俳優しかいないのだ。

脚本で読み取ったことは、
どこまで行っても、点。

点、点、点。

直線の定理みたいなもので、
無限の点の集積なので、

これを、ほんとうの時間にするには、
切れまない、つながりにするには、
どうしても、情報を肉体化しなくてはならない。

コンピューターは人間にはなれないのだ。

生徒はポカンとしてたわ。

なんで、演劇の授業で
数学の直線の定理が出てくるのかと…

物理の法則もよく出てくるよ。
エネルギー保存の法則とかで語りたくなるもん。
作用反作用の法則は日常使い。

エントロピーがな!とか使いたくなるよ!

文学はもちろん、生物学も、解剖学ももちろん、
数学も、物理も、化学も、人間を理解しようとすれば出てくるよ!

わかりやすい言葉と、わかりやすい範囲の思考と想像力だけでは、
他人の言葉も、存在も理解できない。
理解するために、
あらゆる方向から、近づいていく。

なんでも使うで!

だから、高校くらいまでの勉強はちゃんとやっといたほうがええねん。

わからんでも、おもしろがっといたらええねん。

そんな風に、大人が、先生が子供に説明してやってほしいわ。

そして、そんな風に、面白がらせるように
教えてやってほしい。

すべてはつながり、様々な知識と言葉をつないで、
まだ見ぬ人生を取り込んでいかなきゃならない子供に
無限の興味を持たせるようにしてあげてほしいわ。

演劇は、そんなことの役にも立つと思うわ。

自分のわかる範囲だけで物事をわかってしまうことの
もったいなさを教えてくれる。

私は演劇の授業に、
数学も、物理も、解剖学も、哲学も心理学も使って使って
使いまくるで!

ついてこい!若人よ!

なんか、わけわからんけど、
えらい強気になってしもたわ。

何があったんやろ?
私…
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by futu-is-best | 2012-06-20 13:23 | 表現すること