明日天気になあれ!

なにかと、物議を醸しているというか、
喧嘩の様相を呈してきている
文楽界と橋下市長ですが、

私は、明日京都で「ひとり語り」どす。

この、「ひとり語り」を最初にやったとき、
照明の、女の子が
「講談」ですか?
と、言ったけれど、
私の語りの中には、
多分に、
講談やら、落語やら、歌舞伎やら、
そして、浄瑠璃やらの口調の影響が入っている。

では、私はそれらをたくさん見て、勉強したのか?

いいえ、してません。





子供のころに耳にしていた、
様々な芸事の、記憶、あるいはそれによって作られた
日本語の語りの語調のイメージなのだと思います。

イメージだといって、では日ごろ使わぬかと申しますと、
そうでもなく、
私の日本語表現の中に、知らず知らずのうちに入り込んでいるものです。

体の使い方、
声のトーン、
息の使い方、
感情の表し方、
リズムというか、拍子の取り方は、
まさに、子供のころに何とはなしに
テレビで見ていた
歌舞伎や、落語や、講談や、浪曲や、文楽の浄瑠璃から学んだのです。

泉鏡花の「高野聖」をやるときなんかは、
お経とか、祈祷とか、そんなんも参考にして、
もっとも、考えたのは歌舞伎と浄瑠璃でしたね。

好きだったなあ。

とにかく、好きだった。

ものすごくはまったわけではないけれど、
あの、体全体で語る語り物の芸を見聞きするのが好きだった。

もちろん、芝居も、バレエも、宝塚も好きだったけれど…

わからない芸術じゃないけどなあ。

スポーツのように大勢で盛り上がる娯楽じゃないですが、
個人がしっかり向き合わねばならないものですが、

だからこそ、必要で、
だからこそ、今こそ、もっと子供たちにも
触れさせてあげなきゃならないようなもんではないかなあと思います。

芸術は大人だけのもんじゃない。
子供をもっと、芸術に触れさせてあげたい。

表現することは、人間力を磨くこと。

お金にならない。
お金にならない。
お金にならない。

堂々巡り。

ともかく、世界遺産に胡坐をかいてもいかんが、
世界遺産の価値を見直そうという心の余裕も持って
冷静に考えてほしい、お互いにね。

私は、今までの先達の心意気に負けぬよう、
明日は、自分の語りをします。

明日天気になあれ!
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by futu-is-best | 2012-06-29 21:58 | 表現すること