深くて暗い川なれど…

ちょっと、体が慣れてきました。

ま、土日、怒涛の子供から中学生6クラスが、私の山場ですが…
その後の疲れから立ち直るのに、2日ほどかかっております、今週は。

それも、ちょっとは慣れてくるでしょう。

演出は好きなんだけど、
色々考えなっきゃならないから大変。
当たり前でけど、大変。
大変だから面白いんですが…
稽古が終わると、ぐったり腑抜け状態。
電車の中では本を読むんだけど(基本的に)
数ページで、爆睡状態に…

先日、そんな私を高校の同級生に目撃されましたが、
お恥ずかしいばかりです。





様々なことを決めなきゃなりません。
衣装、小道具、セット、美術、照明、音響、もちろんお芝居の中身。

まだ、始まったばかりだけれど、
生徒たちが一生懸命準備してくれるから、
こっちも、がんばって判断していかなきゃいかんからね。

今回挑むのは、
岸田國士の短編三本。

色々、細かいところがおもしろいんだなあ。
しかし、今どきの子にはわからんことがいっぱい。
つくづく、共有できることの少なさを感じる日々。

物質的なことはいたしかたないとして、
感情や、感覚、意識や、思考も、とんと、遠い。

生きて、暮していれば、実際は感じているだろう感情も、感覚も、
「何か」を介して理解しあうということで、話ができていくんだろうけど、
その「何か」であるところの「文学」とか「映画」とかが、
もう、共通でないので、まあ大変!

しかし、そんなことはギリシャ時代の昔からっていうからね。

逆に考えると、人間ってえらいよな、
こんなに理解しがたい者同士で、なんとかやっていこうとがんばるんだからな。

だいたいからして、3本とも男と女の話で、
まあ、その会話と言ったら、
「話を聞けない男と、地図を読めない女」を書きたくなるようなやり取りで、

つい、
「深くて暗い川をやなあ、渡ろうと、えんやこら今夜も舟を漕ぐわけや!」
なんて、言いそうになるわけだが…やめましたわ。

そんな言うたら、野坂昭如から、火垂るの墓から、
サントリーから、ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか…から
ギリシャ哲学から、
もう、自分でもわからない領域へ踏み込んで、
恥かいて、結局「そんなこともいるねん!芝居しよおもたら!」みたいなごり押しで終わることになるでしょ。

って、何回もそんなことやってるので、
今回は、頭に浮かんでけど、口から出さずに
ほかの言葉で乗り切ったわ。

演出って言葉の仕事やねんなあ。
しかし、私は女ゆえ、やっぱり女の言葉で仕事しちゃうんだよね。

わかりにくかろうと思うが、ついてきておくれ!
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by futu-is-best | 2012-08-30 21:26 | 指導者として