岸和田高校同窓会総会公演顛末記

4月29日(月)、岸和田高等学校同窓会総会にて、講演をした。

「演劇との30年~ドラマ「カーネーション」との出会いを経て」

同窓会総会など、行ったことなかった。
同窓会費も、数回しか払ったことない。
それでも、私も、岸校同窓生。
「カーネーション」の話をしてという、講演依頼はこのごろ数件ある。
まあ、「カーネーション」での方言指導の仕事の話をして、
ドラマの出来上がるまでをお話すればいいのだろうと、思っていた。

同窓会総会の講演に呼ばれることがどんなことなのか、ちっとも知らなかった。
知らないというのは恐ろしい。
東京の同窓会関東支部の黎明サロンで、
むっちゃ、日本の中枢で活躍してる大先輩がいて、
岸和田高校を改めて知る思い…
という事は、本家本元、地元には、すっごい人がいっぱい来るわけで、
岸校と、岸和田と、日本のためにいろいろ様々な活動をなさっている方々が、
本来講演するところで、
例年、60才~70歳といった方々が行ってきたらしいのだ。

で、私がやるという事は…

「何者だ、この若造!」(50でも若造なのだ)
「なんだ、俳優って!」(就職したことない奴なんて関係ない感じなのだ)

しかも、女だ…

しかし、この女だったのが功を奏した。

「林 英世 俳優」って肩書だったのだが、ぱっと見て、男だと思ってた人が多かったみたい。
「女優」って書いてたらね、わかっただろうけどね。

なもんで、そこらへんで、ちょっと興味湧くみたいな…
「なんや、こいつ、女やで、なに言うかきいてみたろか」みたいな…

若造でしかも女…マイナスとマイナスでちょっとプラスみたいな…

「カーネーション」の話では、
結局用意してた映像が、音しか出なくて、
いつもなら、映像で間を持たせてたのに、そうもいかず、
私がシーンを再現しながら話を進めることに…

どうせ、私の話などそう興味ないに違いないと思って、
それじゃあ、演劇なんか全く知らない世界だろうから、
演劇をやっている食えない俳優の生き方をお話ししようと思って、
講演の題も「演劇と30年」とかにしたのだし、
就職もせず、ボーナス有給関係なく、先の保証も何もなく、
それでも、この30年、いかに貧乏して、
いろいろ迷って、ここまで来たか、
落ち込み、不安になり、それでも続けてきたか、
そんな人がどれほどいっぱい演劇界にいるか、
それでも演劇を続けるのは、そこに価値があるからだという事や、
演劇を社会で使えるものにしたいという事や、
学校で教えるときのクラスのつくりで考えることや、

全部本音でしゃべっちゃった。

そしたら、意外と食いつきがよく、
終了後「今年は誰も寝てなかったわあ、良かった」と褒められた。

本質的なことは、どんな仕事でもきっと同じ。
かえって、いろいろやってきた人たちにだから、響いたのかもしれないな。

現役の先生たちもたくさんいるところで、
教育について、語るとは…

怖いもの知らずの顔をして、
言いたいこと言ってきたって感じですな。

本音ほど強い言葉はないのだ。

そうなのだ、やはり。
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by futu-is-best | 2013-04-30 22:38 | 日記