いろいろ気づいたこと。

戦ったああ。
いろんなものと、戦った。

iaku 「walk in closet」…。

自分の身体、自分の心、自分の頭、自分の経験。
すべてと戦ったああ。

封じ込んだああ。
今までの自分の演技癖。

でも、これが、私の目指してきた俳優の仕事だったんだと思う。
他者を生きる。
その日その時その瞬間。
いつも新しく、今を生きる。他者として。

ありえないことだけれど、
俳優としては目指すべきことだと思ってきた。
そのためにレッスンしてきた。

でも、それをとことん求められる現場がなければ、
いつも、私のわかる範囲でしかやってなかったんだ。

おもしろかった。
現場が、自分が、今が。

こういう、芝居作りを目指す、iakuと、
横山拓也の本をとことん現場へ落とし込む、
上田一軒という演出家をもっと、たくさんの人に知ってもらいたいなあと思う。

一軒さんの言葉は、一軒語なので、
時々、現場に混乱をまきおこすけど、
私には、わかりやすかった。
てか、私もたぶんああいう言葉で、演出したり、レッスンしたりしているんだろう。

言葉ではすっきり切り取れないものを現出させたいわけで、
そこには、俳優の身体語がやっぱり不可欠で、
その身体語を持つために、
私たちはレッスンするんだと、改めて思う。

頑張ろう。もっと、なんか、ドキドキすることができるように。

そして、三重でのM-PADも終了した。
これがまた、新しい経験だった。
洞窟という、特殊な場所は、それだけで何かしらを連れてくる。
13:00本番で、10:30現場入りという慌ただしさだったけれど、
現場サイドの山中さんが、ちゃんと考えて仕込んでくれてたので、助かった。
意外な場所からからの地下水の滴りのおかげで、
空間の使いかたに奥行きができ、
新しい演出がポンと生れ出た。

夜は、照明の中を小さな羽虫が飛び、
その羽虫が、光り、まるで星の欠片が飛び回っているみたいな幻想的な風景も…。

自然の力を借りて、
iakuから連続する、私の身体のあり方が、
その日その時その瞬間にしかない「藪の中」を語りだした。

お客様はみな、喜んでくれた。
やれることを、懸命にやれば、きっと誰かが喜んでくれると思う。
自分に合ったやり方。
それで行くしかないんだと、52歳の私は確信するのだ。
もちょっと、早くわかりたかったけど、
このわかり方も、私に合ったわかり方だったのだろう。

さて、今日からまたいろんなことが日常に戻る。
日常をちゃんと生きような!
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by futu-is-best | 2015-11-25 09:43 | 表現すること