「表現者=大人」であって欲しいわけです。

劇団ひまわり研究科春公演「会議」も明日のワンステージを残すのみとなりました。
この四年、研究科を受け持って、
半年に一回公演を打つというハードな環境でした。

お金を頂く公演なので、作品としてのクオリティにはこだわってきたつもりです。

「下手だけど、いい芝居をする」

自分たちのためだけのの充実感が、成果にはならない。

表現者として真の充実感を得るためには、
どれほどストイックに戯曲に、言葉に、人間に、そして、自分に向き合わねばならないか、
伝えたいのはそのことです。

それが分かれば、みんなちゃんとした表現者=大人になるんです。

別役作品は、難しかったです。
会話の展開が甘くなると、もう、何のために喋ってるのかわからなくなるし、
クソ面白くない芝居に成り下がります。
それでは、お金をいただくわけにはいきません。

そのために彼らには、芝居とは何か?俳優とは何か?と、問いかけ続け、働きかけ続けてきました。
細かな細かなことを要求しました。
ほぼ、初舞台の演劇初心者に対する要求としては、ハイレベルだったと思います。
が、要求しなければ、答えるために頑張ることもないのです。
頑張ってくれたと思います。
考えて、想像して、発見することは大変です。
しかし、そのことは、彼らにとって、楽しかったみたいです。
本当に、楽しく苦労することを感じたかもしれません。

彼らは、頑張りたいと思っているのだと思います。
何かを、熱を持ってやりたい、やったという実感を感じたいと、思っているのです。

不条理劇をやって、人間を信じられる気がすると思う。
おもしろいものです。
[PR]

by futu-is-best | 2016-04-09 22:41 | 指導者として