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古典は強し!

昨日は京都まで「リチャード三世」を見に行き、
電車のなかではアーサー・ミラーの「セールスマンの死」を読んだ。
改めて、強い本たちだ。

怖かった。人間の中身を見るのが怖かったよー!
でも、見つめ続けなきゃならないんだと思う。
人間が抱えている問題は、変わっていない。

目に見える現象は様々に変化しているように思うけど、
それを引き起こしてる本質は同じだと思う。
人間であることの運命…
脈々と私たちの中に流れ続ける。

今稽古している「オイディプス王」は、まさに運命にもみくちゃにされる男の話。
その男を外側で見ている人たちがいて、
それがまた、何かしら空恐ろしい感覚を与える。
当事者はもみくちゃ。
でも、安全な所から眺めている分には、おもしろいニュースかもしれない。
2500年前のこの悲劇は、今も続いている。
チケットはこちらから。
http://ticket.corich.jp/apply/80020/004/
是非是非!関西ではなかなか見られない作品ですよ!
http://seiryu-theater.jp/next_stage

2500年の間に書かれた戯曲はどれほどあるのだろう?
もっと、読まなきゃな…と思っている折、
春から、大学で戯曲の読解を教えることになり、
こりゃいかん!と戯曲を何冊か買った。
アーサー・ミラー「セールスマンの死」「るつぼ」
ソートン・ワイルダー「わが町」
ユージン・オニール「楡の木の欲望」
イプセン「ヘッダ・ガブラー」
プリーストリー「夜の来訪者」

思いつき選択。
まだまだ、知ってるようで読んでない作品も多い。
とにかく、触れていこうと思う。

しかし、頭の中が「リチャード三世」と「セールスマンの死」に偏ってしまって
昨日の「オイディプス王」の稽古はセリフがボロボロ。
覚えてたはずのものまで出てこない始末。
ほんま、人間の頭をある状態に持っていくのは簡単じゃないなあ。
なめんな、集中力!

本日こそは、集中力を高める準備をしっかりやって
稽古に挑みます!

てなわけで、清流劇場「オイディプス王」のチケットお申込みはこちらから
http://ticket.corich.jp/apply/80020/004/



by futu-is-best | 2017-02-21 11:56 | 公演情報