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クレーマーにクレーム!

今日、新聞の「論壇」のページを読んでいたら、
知り合いの名前が出てきて、びっくりした。

「クレーマー現象の危うさ」と言う記事で、
医療ジャーナリストの記事が示唆に富んでいたというものだった。
そのジャーナリストが知り合いだったのだ。

そういえば、医療関係のライターをしているといっていた。
そうか、ちゃんとした仕事をしているんだなと
遠く離れたところで、頑張る彼を思った。

学生時代の、後輩に当たる人だけれど、
今は結婚もして、親にもなっている。

う~ん、感慨深し。

しかし、この「クレーマー現象」については、
考えるところがあるよね。
社会システムは自分の外部にあって、勝手に機能しており、
自分はそのシステムに責任がないかのような、感覚。
社会は実は、私たち一人一人の集まりなのに、
市民としての自分はその当事者ではないとの思い違い。

学校対親。医者対患者。企業対消費者。官僚対市民。国家対国民。

社会システム対私。

対立関係でしか理解しない。
共同で、解決していくべき問題に立ち向かうべきなのに。

マスコミがその旗手になってるのが、また馬鹿げている。

演劇の授業をしていても、そういう傾向があると思う。
人間関係を単純な対立構造で理解してしまいがち。
共感はするのかもしれないが、
目的を共有し、それ向かって、協力するのが苦手。
自分の中にある、相反する感情をそのまま受け取ることが苦手。
だから、面倒なほうを捨ててしまいがち。
面倒なほうと向き合ってみるのが、自力を養ういいチャンスなのに。

えらそうなことは言えない、よわっちい私ではありますが、
先に生まれたものとして、
思おうことを包み隠さず、述べていくだけです。
彼らはきっと、「また始まった~」と思っているでしょうが。

と、久しぶりに新聞を読んだので考えました。

by futu-is-best | 2007-11-21 18:21