女王クロ様

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もう、なんて美しいお姿なのでしょう。
まさに、女王の風格。

母曰く
「あほやろ、とにかく高いとこに座りたがるねん。偉そうにな顔して。」

とにかく、なにかの敷物があったら、その上。
そのあたりで一番高い敷物の上。
布団よりも、枕の上。
床よりもソファの上。
畳よりも座敷机の上。
人がいる場所より高いところ。

私が一番高いところ!ということらしい。

たまに帰る私が、椅子に座っていると、
「ニャオ。」と一声、「お退き」ってこと?
まんまと言いなりになってしまう。
窓も開けてしまう、なぜなら、お外が見たい!とおっしゃるので。

実は私が留守にしている間に、子猫たちは三匹とも別のところへやられ、
避妊手術をされてた。
なんとなく、自分の体の変化についていけてない感じの、
落ち着かない、まどろっこしい雰囲気。
いつもは近寄ってきた雄ネコが、ちっともモーションかけてこないのが理解できない。
でも、そわそわ、外へ出て行く姿に
なんとも、切ないものを感じる。
静かな後姿が、哀れに見える。

そんなこともあって、ちょっと、目線を下げすぎたか、
すっかり、見下された私。
外へ出たくなると、私を見上げて
「ニャオ。」
玄関口へスーッと移動、そして、
「ニャオ。」

夕べなんか、「ついておいで!」ってな感じで
呼び出されて、じっと見守っていると、バッタとこおろぎの狩の様子を見せられた。
暗いのに、離れたアジサイの根元にいたバッタをバシッ!
縁側のサッシの隙間のこおろぎをバシッ!
凄い!はやわざやあ!

暗闇に向かって歩いていくので、私は家の中に退散。蚊も出るし。
すると、大急ぎで呼びに戻ってくるのね。
そして、再び「ニャオ」と一声、先導して外へと出て行く…

えっ?もしかして、私しつけられてる?
私のやることを良く見てなさい!ってこと。
実感した、しつけられてるなと…子供の代わりか…

その後、玄関の下駄箱の上に飛び乗り、私を見下ろす女王クロ。
ハア、参りました。

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そんなクロの、寝顔。

やっぱり、可愛い。
何の夢を見ているのやら。

人間と関わらなければ、
こんなに切ない、わけのわからん感情にいらいらせずに済んだろうに、と思う。

哀れで、また一層愛しいのでした。

☆林英世☆
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by futu-is-best | 2008-08-29 11:31 | 日記