お久しぶり。
久しぶりに学院のみんなに会ったよ。
私のいない間に、すっごく成長してますのよ。
びっくりするくらい。
いろんな先生に出会うというのは、いいことやねえ。
誠実に対応してもらったんだなと、思う。感謝。
みんな、人生の岐路を目の前にして、
真剣に自分と向き合っている。
新しい人生の視点を持って、戸惑い、悩んでいるが、
それを、苦しむのでなく、それが次への入り口だと感じてる。
感じてもらうよう指導したい私だが。
しかし、なんと、素晴らしい成長ぶり。
人間は可能性のかたまりですね。
若いということの醍醐味を存分に味わって欲しいと思う。
話は変わるが、
姫野カオルコの小説を久しぶりに読んだ。
おもしろい小説家だなとかねがね思っていた。
そう、小説世界を楽しむというより、
自分を、己を、見直させられてしまうというか、
ごっつう、似てる、私と。と思わせられる、いつも。
青い時期ってこうだった。
それがまた、愛おしい。
その苦しさ。
訳のわからなさ。
痛み、熱、欲望、妬み、失望、などなどにまみれて、まみれまくってた時期。
それを切なく甘く思い返す時間を与えてくれる小説。
はあ、おもしろいなあ。
けど、怖いなあ、生きてしまうということは。
そこがまたおもしろいのだけれどねえ。
と、陳腐な感想がまたもや浮かぶ。
言葉にしてしまうと、陳腐なものになっていくけれど、
逆に言うと、言葉は共通項を描くものなのだから、陳腐になるのだから、
その言葉で、いかに普遍を陳腐に堕さず描いてもらえる作家と出会うのは喜びであります。
結局、高島野十郎の画集買っちゃった。
アマゾンで。
手元においておいて、きっと自分の大切なものになりそうだったので。
私にしては珍しいことであるけど、それだけの出会いだったのかと思うので。
勘やね。
さて、実際手にしたら、どんなことを感じるのだろう。
by futu-is-best | 2008-09-02 22:40