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人間は歯がゆいものだなあ。

熊本の地震被害の様子がテレビ画面に映し出されるたび、
自然の絶対的な力と、人間の小ささと、人間の偉大さを感じます。

本当に、これといったことができない自分ですが、
どうぞ、人間の力を信じて一歩一歩、前へ進んでくださいと祈るばかりです。

初夏のような日差しを感じたかと思うと、
夜は、肌寒いくらいだし、
異様な強風は吹くし、
北海道では雪が降っているし、
地球は変化している。

今までのデータを根拠に判断していたんでは、とても対応できないなあと思う。

こういうとき、昔の人は「神さまが怒っている」と言って
自分たちの行いを戒め、心を新たにしたのだろう。
こういう機会をきちんと生かさなきゃならないのだ。
私たちは自然の中で生かされてる生物なのだと、
今を感じるアンテナを張って、
今までのデータではなく、
いま生きている生の感覚をフル活動させなくて、
観察し、判断し、決断し、行動しなくては。

原発は停止するべきだろうと思う。
現状を維持するより、未来を守ることを優先すべきだろう。
それに、国民の協力を得るような決断と、説明ができるリーダーが必要なのだ。
みんなわかってるんだろうになあ。
ああ、歯がゆいものだなあ。
我々は、歯がゆいものだ。
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by futu-is-best | 2016-04-18 12:56 | 日記

「会議」が育てたこと

ひまわり研究科春公演
別役実作 「会議」が終了しました。

観ていただいた方々からは、
様々に熱い感想をいただきました。

熱い感想が生まれる作品にできたことが、成果そのものかと思います。

しかし、いろいろな配慮の結果、AプロBプロを作って、
二つの役をやらなければならない人たちがいたんだけど、
これは、演出として、ごめんなさいです。

そんな簡単に、人間が入れ替われるほど、生やさしい本ではなかった。
役者さんに申し訳ないことをしたと思います。

それでも、すべてを舞台上でなんとか吸収し、前へ進め、
緊張感を切ることなくやり切ったかれらの成長度のすごさは驚きです。
とにかく、本番には手出しができないのですから。

ほぼ初舞台という人間もいたのに、
大きな破たんなく、ちゃんと芝居を観たという感想をいただいたのですから、
素晴らしいです。
いや、経験がないから、
純粋に頑張れたからできたのかもしれないですね。

余分な経験も思い込みもないからこそ、
まっすぐ、やらねばならないことへ向かわせたのかも。
やっぱ、「素直」は最高の能力なのだ。
学習の場ではね。

「会議」は、場所は一か所、時間軸もまっすぐです。
リアル80分を、別の人間として生ききるというのは、
役者でも、そう経験できるものではありません。
そういう本が少ないですからね。
通しをやると、緊張だけで、へとへとになってました。
喋らないけど、そこには居続けなければならないし、
いるという事は何かしら生理的には動き続けているわけですからね。

しかし!
今日、反省会なるものをやりましたが、
冷静に、誰かのセリフが飛んだ時のフォローも考えながら、
計算したわけではないけど、その役が自然と動きたい衝動を感じて、
その役の人物を深く感じたという
奇跡のような経験をした者もおり、

身体の感覚にこだわり、
身体の集中力にこだわり、
アンテナの広がりにこだわってきた甲斐があったと思うわけで、
その基礎的な所を強化していくと、
いかなるタイプの戯曲にも対応できる俳優になるのだと確認。

俳優養成という概念を定着させるためにも、
ここら辺にこだわった連続的レッスンができる何かしらの場を作らねばと思う。
その思いが強まる。

そして、指導者を育てなければと思う。

私の知っていることは全部吐き出す。
吐き出せる場所を作らなければ。

う~ん、頑張る。
頑張らねば…。
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by futu-is-best | 2016-04-11 21:08 | 指導者として

「表現者=大人」であって欲しいわけです。

劇団ひまわり研究科春公演「会議」も明日のワンステージを残すのみとなりました。
この四年、研究科を受け持って、
半年に一回公演を打つというハードな環境でした。

お金を頂く公演なので、作品としてのクオリティにはこだわってきたつもりです。

「下手だけど、いい芝居をする」

自分たちのためだけのの充実感が、成果にはならない。

表現者として真の充実感を得るためには、
どれほどストイックに戯曲に、言葉に、人間に、そして、自分に向き合わねばならないか、
伝えたいのはそのことです。

それが分かれば、みんなちゃんとした表現者=大人になるんです。

別役作品は、難しかったです。
会話の展開が甘くなると、もう、何のために喋ってるのかわからなくなるし、
クソ面白くない芝居に成り下がります。
それでは、お金をいただくわけにはいきません。

そのために彼らには、芝居とは何か?俳優とは何か?と、問いかけ続け、働きかけ続けてきました。
細かな細かなことを要求しました。
ほぼ、初舞台の演劇初心者に対する要求としては、ハイレベルだったと思います。
が、要求しなければ、答えるために頑張ることもないのです。
頑張ってくれたと思います。
考えて、想像して、発見することは大変です。
しかし、そのことは、彼らにとって、楽しかったみたいです。
本当に、楽しく苦労することを感じたかもしれません。

彼らは、頑張りたいと思っているのだと思います。
何かを、熱を持ってやりたい、やったという実感を感じたいと、思っているのです。

不条理劇をやって、人間を信じられる気がすると思う。
おもしろいものです。
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by futu-is-best | 2016-04-09 22:41 | 指導者として