人気ブログランキング | 話題のタグを見る

感動したあ!

感動しましたあ!

なんかもう、久々に手放しに感動したあ!

「化粧」

鏡を見ないで顔を作っていくあのシーンは知ってたけれど、
実はその筋書きを善美知ってたわけじゃなかった。

渡辺美佐子さん。

そのひとりの役者さんの、存在に感動した。

もちろん、井上ひさしさんの芝居は、おもしろいし、泣けるし、凄いんだけど、
役者がそこで生きてこその芝居。

その世界を必死で生きるひとりの役者があってこそ。

木村光一さんの演出と、
裏を支えるスタッフと。

みんなの力を借りて、
安心して、全力で二時間を生ききる姿に感動したのだ。

芝居中より、終わってから、もう一度渡辺美佐子さんの姿を見た時、
涙が止まらなくなった。

うらやましいような、ちょっと、ジェラシーで、喝采で、感動で、

体が生き返るような、経験でした。

こういう舞台を作りたい。

こういう、役者になりたい。

と、思いました。

# by futu-is-best | 2009-05-02 09:04

5月です!

はや、5月ですね。今日はいい天気です。
すっかりトロンボーンから離れてます。
今日当たり、かついで川べりへ行ってみる?

先日の京都のイベント、
即興的な部分があって、
空間に紐が結ばれていくんだけれど、
それが最後には切られるので、
毎日、毎回、長さが変わっていき、
お客さんの座る位置とかでも、
紐の結ばれ方は変化するので、
それに絡んでいくダンサーさんも、私も、
つまりはある意味、即興的に動かねばならず、
言葉の進み具合と、動きを瞬時に選んでいくのだけれど、
それが、ものすごく、おもしろかった。

今、今、今、を選んで、作っていく。

今、ベストと思うことを迷わずやる。
感じたことを疑う暇がない。

そして、そんな時、
「これや!」とわかって、わかったときには起こっている。

おもしろい。

最後の公演で、紐の高さが微妙で、
またぐか、くぐるか、どっち?
って時に、ひょいとくぐるほうを選んだんだけど、
あとで、ダンサーの佐伯さんが
「見えないくらい速かったから、二度見しそうになったわ」と言っていた。

見えないことはないやろう!
しかし、思いもかけない瞬間が産まれるものだ。

以前、やっぱりダンサーの人が主宰する、
ムーヴィングクロッキーを手伝ったときも、
彼女の動きと、私の動きと、活字と言葉と、声が
即興で、絡み合って、
ジャズセッションみたいになっていくってのがあって、

その瞬間の集中は、
すべてを忘れてしまえる感じで、
素敵だったんだけれど、

今回も、かなり別次元へ行く的な感じだったな。

時間と空間と、言葉と身体をひとつにして、
世界を作る。

演出がいてのことなので、
いつもとは違う集中。
彼のイメージをすばやく捕らえて、
その要求を実現する。

俳優の醍醐味を味わいました、久々に。

このところ、演出の醍醐味ばっかりやったからね。

やっぱり、両方、おもしろいなあ。
やっぱり、両方、やりたいなあ。

さて、5月はたくさん芝居や、コンサートに行きます。
でもって、ワークショップもうけるつもり。

俳優養成のテクニックの勉強も、東京へ来たひとつの目的。

さらに新しい開かれた体と心と頭を目指すのだ。
えいえい、おう!

と、気合を入れて…

しかし、それを役に立てねばねえ。

場を、作らねば。
まずは、今年のM.O.P.か。
うん、がんばろうっと。

# by futu-is-best | 2009-05-01 11:04

そして、京都へ。

ディープな八丁堀から、何とか逃げ出して
(実際、もう少しで、もっと深いところへ巻き込まれるところだった。逃げ出す勇気があってよかった。
草間なんとかさんだっけ、「断る力」だよ。
いや、しかし、そのもっと前に「断る力」を発揮ポイントはあったよな。)

まそれはいいけど。

次の日は京都です。

以前から頼まれていた、「古布に遊ぶ」

初めての人たちともコラボで、
初めての演出入りのひとり語り?いや、今回は朗読?
で、ダンサーとの即興的な作りでもあって、
おもしろかった。

即興って、本当に私には向かないことと思っていたのに、
体が、反応するし、体が、しゃべるし。

いや、いろんなレッスンを受けてきたことが、
無駄でなかったなと、思いました。

空間の把握とか、
音声の即興性とか、

試せてうれしかったし、おもしろかった。

もっと、アウトプット。
そして、インプット。

もっと、学び、
もっと、発散。

刺激を受ける人でいたい。

そして、人の刺激でありたい。

ギヴアンドテイク。
カタカナで書くと、しまらん感じがするが、
それで行きたいね。
だから、私も、ぎヴできるものを仕入れなくちゃね。

あげて、もらって、
もらって、あげて。

惜しまず、ケチらず。

そう、ケチらず行こうぜ!
(可能な限り…)

# by futu-is-best | 2009-04-28 23:40

八丁堀の夜。

昨日は、M.O.P.のチラシの写真を撮ってくれている山脇さんの個展へ。

扉を開けると、そこでは二人のおじ様が、ビールを飲んでいる。
山脇さんは、来ない予定の日だったのだが、
なんと、「山脇君も来るよ」てなことで、
私もつい、ビールを片手に、写真を見ることになり、
その後も来る人、来る人、巻き込んで、小宴会状態に。

おじ様たちも、やはりただものにあらず、
ひとりはギャラリーのオーナーの矢島さんで、イラストレーター

すっごく、かわいいイラスト。
児童書の挿絵なんかもなさっているのだ。

もうお一人は、八丁堀の岩城晃一。
ちょい悪親父って風貌で、やはり広告関係とかのお仕事らしい。

やってくるのも、「氷の写真家」「音楽雑誌の編集長」「グラフィックデザイナー」

なんか、やたらと盛り上がり、
またまた、飲み会。

東京へ来てから、とてもたくさんの人に出会っている私です。

お芝居や、映画や、しゃしんや、デザインや、
そんなことにかかわる人と、毎日会うなんて、
そこが、東京の大きさなのか?

ともかくも、いろんな人がいるなあと感心しているわけです、いまさらながら。

出会いをさらに良いものにしたいなあ。

しかし、八丁堀の夜はディープだった。

# by futu-is-best | 2009-04-25 09:51

幸せな時間をいただく、幸せ

ジュリー、見てきました。

本当に、すごく素敵な舞台だった。

「チーム沢田」っていうか、もう、劇団の芝居みたい。

「沢田研二と愉快な仲間たち」だと、野田君が言ってたが、まさにそういうこと。

時間の流れかたや、空気の流れ方や、
人の思いや、音の流れや、

キレイで、品が良くて、粋で。

幸せな時間をいただいて、幸せになりました。
ありがとうございました。

舞台やるなら、こういう舞台がやりたいなあと思う作品。

お客さんが、本当に喜んでたもんなあ。

カーテンコールで
野太い声が「ランちゃ~ん!」と叫ぶと、
負けじと黄色い声援が「ジュリ~!」と堰を切ったようにあふれ出したのが、
なんとも、かわいかった。

客席もかわいい芝居でしたね。

やっぱり、舞台はいいなあ。
おもしろい。
素敵。

うん、うん、うん。

# by futu-is-best | 2009-04-23 10:05