終われば、次が来る…のね。

門真ルミエールホールさんでの、
この春、一回きりの「桜の森の満開の下」も「終了しました。

なんでしょう?
身体の芯の疲れを、実感する3月でした。

いつも、芝居が終わると、
しばらく、いくらでも眠れるという日々が続き、
本当に「骨から疲れが染み出して来る」と思い、
「骨休め」という言葉を実感しつつ、
染み出し尽くすまで、やたら寝るのだが、
寝てらんないと、骨の中に疲れがたまってるのがわかるんだということがわかったわ。

次は、4月8,9,10日のひまわり研究科春公演、別役実「会議」。

いやあ、ひまわり研究科では、様々なことを経験させていただきますわ。

別役作品をやることになるとは思いもしませんでした。

が、凄い!
ホンマに凄い作品だと思う。

音のニュアンスがちょっとずれると、全く言葉が無駄になるというか、
無駄を超えて、邪魔になる。

人間が、普段何をやっているのか、
そのすべてが現れてなんぼ。
無意識の意識化という、俳優として最も難しい表現を要求される。
さて、さて、どんなものに仕上がるのか。
しかし、難しい。
繊細だ。
繊細にできればできるほど、スリリングだ。
人間そのものに近づいていく。
…おもしろい、そして、恐ろしい。

昨日見た、MONOの「裸に勾玉」は、その無意識を、
古代の未分化な感情を現代人が現代語化するという事で顕在化して見せた。

今、世間に取りざたされている様々な出来事に関して、
様々思う。
演劇をする意味を考えながら、研究科のみんなの成長を願いながら頑張る!

それが終わると、新しい仕事が始まる。
大阪芸術大学舞台芸術学科で、ミュージカルコースのヴォイストレーニングの講座を担当します。

また、ひとつ、現場を増やします。
う~ん!頑張る。
自分がやってきたことを、全部若い子に伝えたい。

と、おばちゃんは自分なりに前に進むのだ。
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# by futu-is-best | 2016-03-27 22:20 | 日記

清流劇場「賢者ナータン」終わりました。

「賢者ナータン」終了しました。
ありがとうございました。

はあ、喋りました。
清流劇場は、三回目の出演でしたが、
三回目のタイトルロール。
芯をやらせていただくことの責任の重さが
ありがたく嬉しくもあり、
しかし、その責任の重さはやはり半端ない。
もう、セリフ付の数ヶ月でした。
電車の中でも、
お昼ご飯の時も、
寝る前も、
頭の中にセリフが回る。

でも、とにかく覚えなくてはならないわけで、
スキマの時間があると、
セリフ返してないと、悪いことしてるみたいですもんね。

なんとも贅沢な話です。
そう、セリフが多すぎる!
なんてね。

鍛えていただいております。

しかし、お客様には、
思いのほか素直に喜んでいただいて、
古典の力を思い知りました。

ホンマに、古典作品はすごいです。
普遍的なテーマが300年を超えてながれています。
こういう作品を、若い人と、作っていくことも
演劇の一つの意味だなと思います。
私の役割なだと思います。

次は、ルミエールホールでのひとり語り「桜の森の満開の下」
稽古します。
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# by futu-is-best | 2016-03-14 21:41 | 日記

チェーホフさんと仲良しになってたことを発見!

2月14日は
恒例となっている、岸和田割烹うおりさんでの冬のひとり語り公演。
バレンタインでーなので、恋愛ものということで、
チェーホフ「犬を連れた奥さん」を。

もう何回目かの「犬を連れた奥さん」だ。

2015年~2016年年明けにかけて、
「葉桜と魔笛」「藪の中」と、結構ハードな作品が続き、
演出家との三角関係公演も、
「菊枕」、「蝶」「チョコレートを盗め」
と、なかなかにハードな作品続きで、
結構、体力気力を消耗したのですが、
今回、「犬を連れた奥さん」を稽古してみると、
「ああ、なんて軽やかなの!」と小躍りしたくなりました。
詩的なリズムの心地よさ、
描かれる世界の広がりと、
それを扱う手触りのおしゃれさといいますか、
いやあ、チェーホフさんと仲良しになってたんだなあ!と思ったりして…ははは。
私のひとり語りの中でも、異色の作品かもしれません。

まだ少しお席余裕あります!
バレンタインデーに、軽やかなるチェーホフワールドへ是非!
http://blog.livedoor.jp/hitorigatari2001/archives/47302884.html
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# by futu-is-best | 2016-02-11 11:13 | ひとり語り

やるぞ!「宮本輝と林英世と山口茜と」

「宮本輝と林英世と山口茜と」。
明日から三日間、4公演。
始まります。

この企画では、
作品も、演出家に選んでもらいます。
私のことを、どのように知っているか、
ひとり語りを、どんなものと思っているか、
朗読というか、リーディングというか、語りというか、
そういうものを、どういうものと思っているか、
どんな世界観を持っているか。

宮本輝さんは、意外でした。
なんにしろ、男の世界ですからね。

でも、ここにきて、
やっぱり、勘というのはすごいなと思います。

「蝶」を読むことは決まっていて、
ちょっと、尺が短すぎる!ということになり、
もう一本を選んだとき、二本まで絞り込んだとき、
「どっちも、面白いと思うんですけど」
という、山口茜ちゃんに
「ひらめきで!」
選んでもらった作品「チョコレートを盗め」。

2作品は、微妙に重なり合い、影響しあって、
宮本輝の世界を、形作っていきます。

面白いなあ。
と、現場で、みんなで感動してます。
変でしょうか?
変ですね。

この変なことが現場では本当に起こります。

当日券もあります!
どんなものなのか、
是非一度、体験してほしいと思うんです。
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# by futu-is-best | 2016-01-22 01:00 | ひとり語り

笑っちゃうような本当の話

「宮本輝と林英世と山口茜と」
やっと、自分の中から、宮本輝さんが語りだしてきた。気がする。
ていうか、どこまで行っても、これは自分感覚でしかないので、言い切るが、
しっぽをつかんで引き寄せた。

うん。

引き寄せているで。

こうなってくると、小説を読んでいる時間が
自分が生きている時間になってくる。

ちょっと前までは、
読みながら寝てしまうこともあった。

笑っちゃうような話だが、
ありえないような話だが、
本当の話なのだ。

口は動いているのに、眠くて眠くて、
一瞬落ちたりして…。

読みながら読み手が退屈している。

ひとごとなのね。

だんだん興味がなくなってくるのね、読みながら。
興味のない、学科の授業中みたいな感じ。

あかん。

それでは、あかんやろ!
そうです、あきません。

探して探して、しっぽを探して、
仲良くなれるところを見つけるよう、
求めて求めて…。

大丈夫。
起きてます。
起きて、宮本輝さんと共同作業を始めましたよ。

茜ちゃんがその作業に参加して、
さらに色付けしてくれます!
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# by futu-is-best | 2016-01-16 13:54 | ひとり語り

「宮本輝と林英世と山口茜と」

2016年になっておりますよ。

1月も半ばになっておりますよ。

暖冬だと油断していたら、極さむになっておりますよ。

容赦なく時は流れて、
今年のひとり語り第一弾「宮本輝と林英世と山口茜と」がもう、来週末ですよ!

前回の、三角関係ひとり語り「松本清張と林英世と稲田真理と」とは
全く毛色が違う作品が出来上がりますよ。

宮本輝さんの作品をあまり読んだことがなくて…。
「錦繍」は読んだけどなあ。

実はまたしても、あがいてます。
なかなか、私に作品が姿をはっきりとは見せてくれないんですよね。
ポーカーフェイスといいますか、
まだ、懐に入り込めないでいるというか、

私のような女をお嫌いな感じなんですよね。

さて、どうやって落とそうかと、
日々、アプローチしてみています。

ちょっと、しっぽの先くらいが見えた気がするんだけど、
つかんでみると本体まで、えらい遠いというか、

山口茜ちゃんは、立派な演出家脳で作業を進めてくれています。

私は私の仕事を頑張らねば…。

今日もこれから、アプローチをかけてみるつもりです。
つかんだしっぽをぐっと引き寄せたい!と思っています。

とにかく、もう一つのお仕事、
宣伝も頑張らねばなりません。

席がいっぱいあるんです、またもや!
どうぞ、小説好きの方、宮本輝好きの方、朗読愛好者の皆さま、
そして、演劇好きの方!
よろしくお願いします!

詳細↓
http://blog.livedoor.jp/hitorigatari2001/archives/47232475.html
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# by futu-is-best | 2016-01-15 16:02 | 公演情報

12月23日のこと。

南河内万歳一座の俳優で音楽を作ってらした藤田達也さんのお別れ会に列席させてもらいました。

直接、お話したこともなく、
共演したこともないのに、
それでも、参加させてもらいたかった。

その場は、真実が満ちていて、
みんなの本当の心が満ちていて、
それだけで泣けてくる。

30年あまりを一緒に過ごす、
一緒に物を作る、
一緒に成長するということは、
凄いことだ。

こんな時間を、こんな場を作れる時間の濃さに泣けてくる。

万歳の芝居は、いつも演劇をするという心意気を教えてくれて、
集団の強さを教えてくれて、
こういうふうに、いつまでも子供みたいに演劇を遊び続けられたら最高!と思わせてくれる。
その芝居の大きな部分を支えてきた藤田さんを亡くした痛みと藤田さんへの尊敬と感謝が満ちていた。

ありがとうございました。
頑張らなきゃと思う。
つないでいかなきゃなと思う。
つないでいかなきゃ。

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# by futu-is-best | 2015-12-26 00:45 | 日記

いろいろ気づいたこと。

戦ったああ。
いろんなものと、戦った。

iaku 「walk in closet」…。

自分の身体、自分の心、自分の頭、自分の経験。
すべてと戦ったああ。

封じ込んだああ。
今までの自分の演技癖。

でも、これが、私の目指してきた俳優の仕事だったんだと思う。
他者を生きる。
その日その時その瞬間。
いつも新しく、今を生きる。他者として。

ありえないことだけれど、
俳優としては目指すべきことだと思ってきた。
そのためにレッスンしてきた。

でも、それをとことん求められる現場がなければ、
いつも、私のわかる範囲でしかやってなかったんだ。

おもしろかった。
現場が、自分が、今が。

こういう、芝居作りを目指す、iakuと、
横山拓也の本をとことん現場へ落とし込む、
上田一軒という演出家をもっと、たくさんの人に知ってもらいたいなあと思う。

一軒さんの言葉は、一軒語なので、
時々、現場に混乱をまきおこすけど、
私には、わかりやすかった。
てか、私もたぶんああいう言葉で、演出したり、レッスンしたりしているんだろう。

言葉ではすっきり切り取れないものを現出させたいわけで、
そこには、俳優の身体語がやっぱり不可欠で、
その身体語を持つために、
私たちはレッスンするんだと、改めて思う。

頑張ろう。もっと、なんか、ドキドキすることができるように。

そして、三重でのM-PADも終了した。
これがまた、新しい経験だった。
洞窟という、特殊な場所は、それだけで何かしらを連れてくる。
13:00本番で、10:30現場入りという慌ただしさだったけれど、
現場サイドの山中さんが、ちゃんと考えて仕込んでくれてたので、助かった。
意外な場所からからの地下水の滴りのおかげで、
空間の使いかたに奥行きができ、
新しい演出がポンと生れ出た。

夜は、照明の中を小さな羽虫が飛び、
その羽虫が、光り、まるで星の欠片が飛び回っているみたいな幻想的な風景も…。

自然の力を借りて、
iakuから連続する、私の身体のあり方が、
その日その時その瞬間にしかない「藪の中」を語りだした。

お客様はみな、喜んでくれた。
やれることを、懸命にやれば、きっと誰かが喜んでくれると思う。
自分に合ったやり方。
それで行くしかないんだと、52歳の私は確信するのだ。
もちょっと、早くわかりたかったけど、
このわかり方も、私に合ったわかり方だったのだろう。

さて、今日からまたいろんなことが日常に戻る。
日常をちゃんと生きような!
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# by futu-is-best | 2015-11-25 09:43 | 表現すること

目指したいものへ近づくために。

連日、iaku「walk in closet」稽古は続く。

毎日、一軒さんに新しい言葉をもらう。
ほんのちょっと、角度を変えられる。
ほんの少し、地面の質感を変えられる。
微妙に、体温を上げられる。

「walk in closet」の世界の中で、ギリギリ揉みになっている。
上田一軒マジックで、グルグル回されている。
時空の密度が上がっていく。

「目指したいのは…」と一軒さんが言葉を探す。

その目指したいものへ向けて、今日も問い続けよう。

と、カッコいいこと言って、実はここ三日ばかり、胃が痛い。

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# by futu-is-best | 2015-11-06 13:35 | 表現すること

iaku「walk in closet」は本気です。

iaku「walk in closet」いよいよ来週末から伊丹AI-HALLでの公演です。
初めてiakuに出させてもらいます。
「流れんな」を見て、衝撃を受けてから2年かな。
日常を生きて、日常に潜む劇的な心情を細やかに堀刻む、そんなことを俳優としてやってみたい!
果たして自分にできるのか?

稽古は、じっくり、行ったり来たり、
一軒さんの頭の動きを追いながら、迷走しながら、進みます。
けど、その,迷走こそ、日常の本質かもと思う今日この頃。

これ!という答えなんか出ない!ない!なくても続く!日常は!
思いがけない瞬間の積み重ね。
その瞬間瞬間に対応するべく、私たちは一瞬一瞬を探る続ける。

その時、自分も意識しない内面が作用する。
私はどんな内面を持っているのか?
この人物はどんな内面を形成してきたのか?
一軒さんは、問い続ける。

自分に、そして私たちに。

答えはないかもしれませんが、
探し続ける私たちを見ていただければいいのではないかとも思います。
絞り込んで、絞り込んで、それでも逃げていく真実を追いかけるしかないのかもしれません。

iaku、見に来てください!


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# by futu-is-best | 2015-11-05 09:55 | 表現すること