12月23日のこと。

南河内万歳一座の俳優で音楽を作ってらした藤田達也さんのお別れ会に列席させてもらいました。

直接、お話したこともなく、
共演したこともないのに、
それでも、参加させてもらいたかった。

その場は、真実が満ちていて、
みんなの本当の心が満ちていて、
それだけで泣けてくる。

30年あまりを一緒に過ごす、
一緒に物を作る、
一緒に成長するということは、
凄いことだ。

こんな時間を、こんな場を作れる時間の濃さに泣けてくる。

万歳の芝居は、いつも演劇をするという心意気を教えてくれて、
集団の強さを教えてくれて、
こういうふうに、いつまでも子供みたいに演劇を遊び続けられたら最高!と思わせてくれる。
その芝居の大きな部分を支えてきた藤田さんを亡くした痛みと藤田さんへの尊敬と感謝が満ちていた。

ありがとうございました。
頑張らなきゃと思う。
つないでいかなきゃなと思う。
つないでいかなきゃ。

[PR]

# by futu-is-best | 2015-12-26 00:45 | 日記

いろいろ気づいたこと。

戦ったああ。
いろんなものと、戦った。

iaku 「walk in closet」…。

自分の身体、自分の心、自分の頭、自分の経験。
すべてと戦ったああ。

封じ込んだああ。
今までの自分の演技癖。

でも、これが、私の目指してきた俳優の仕事だったんだと思う。
他者を生きる。
その日その時その瞬間。
いつも新しく、今を生きる。他者として。

ありえないことだけれど、
俳優としては目指すべきことだと思ってきた。
そのためにレッスンしてきた。

でも、それをとことん求められる現場がなければ、
いつも、私のわかる範囲でしかやってなかったんだ。

おもしろかった。
現場が、自分が、今が。

こういう、芝居作りを目指す、iakuと、
横山拓也の本をとことん現場へ落とし込む、
上田一軒という演出家をもっと、たくさんの人に知ってもらいたいなあと思う。

一軒さんの言葉は、一軒語なので、
時々、現場に混乱をまきおこすけど、
私には、わかりやすかった。
てか、私もたぶんああいう言葉で、演出したり、レッスンしたりしているんだろう。

言葉ではすっきり切り取れないものを現出させたいわけで、
そこには、俳優の身体語がやっぱり不可欠で、
その身体語を持つために、
私たちはレッスンするんだと、改めて思う。

頑張ろう。もっと、なんか、ドキドキすることができるように。

そして、三重でのM-PADも終了した。
これがまた、新しい経験だった。
洞窟という、特殊な場所は、それだけで何かしらを連れてくる。
13:00本番で、10:30現場入りという慌ただしさだったけれど、
現場サイドの山中さんが、ちゃんと考えて仕込んでくれてたので、助かった。
意外な場所からからの地下水の滴りのおかげで、
空間の使いかたに奥行きができ、
新しい演出がポンと生れ出た。

夜は、照明の中を小さな羽虫が飛び、
その羽虫が、光り、まるで星の欠片が飛び回っているみたいな幻想的な風景も…。

自然の力を借りて、
iakuから連続する、私の身体のあり方が、
その日その時その瞬間にしかない「藪の中」を語りだした。

お客様はみな、喜んでくれた。
やれることを、懸命にやれば、きっと誰かが喜んでくれると思う。
自分に合ったやり方。
それで行くしかないんだと、52歳の私は確信するのだ。
もちょっと、早くわかりたかったけど、
このわかり方も、私に合ったわかり方だったのだろう。

さて、今日からまたいろんなことが日常に戻る。
日常をちゃんと生きような!
[PR]

# by futu-is-best | 2015-11-25 09:43 | 表現すること

目指したいものへ近づくために。

連日、iaku「walk in closet」稽古は続く。

毎日、一軒さんに新しい言葉をもらう。
ほんのちょっと、角度を変えられる。
ほんの少し、地面の質感を変えられる。
微妙に、体温を上げられる。

「walk in closet」の世界の中で、ギリギリ揉みになっている。
上田一軒マジックで、グルグル回されている。
時空の密度が上がっていく。

「目指したいのは…」と一軒さんが言葉を探す。

その目指したいものへ向けて、今日も問い続けよう。

と、カッコいいこと言って、実はここ三日ばかり、胃が痛い。

[PR]

# by futu-is-best | 2015-11-06 13:35 | 表現すること

iaku「walk in closet」は本気です。

iaku「walk in closet」いよいよ来週末から伊丹AI-HALLでの公演です。
初めてiakuに出させてもらいます。
「流れんな」を見て、衝撃を受けてから2年かな。
日常を生きて、日常に潜む劇的な心情を細やかに堀刻む、そんなことを俳優としてやってみたい!
果たして自分にできるのか?

稽古は、じっくり、行ったり来たり、
一軒さんの頭の動きを追いながら、迷走しながら、進みます。
けど、その,迷走こそ、日常の本質かもと思う今日この頃。

これ!という答えなんか出ない!ない!なくても続く!日常は!
思いがけない瞬間の積み重ね。
その瞬間瞬間に対応するべく、私たちは一瞬一瞬を探る続ける。

その時、自分も意識しない内面が作用する。
私はどんな内面を持っているのか?
この人物はどんな内面を形成してきたのか?
一軒さんは、問い続ける。

自分に、そして私たちに。

答えはないかもしれませんが、
探し続ける私たちを見ていただければいいのではないかとも思います。
絞り込んで、絞り込んで、それでも逃げていく真実を追いかけるしかないのかもしれません。

iaku、見に来てください!


[PR]

# by futu-is-best | 2015-11-05 09:55 | 表現すること

お知らせしたいことがあるのです。

とは、つまり、いつものように、
公演のお知らせです…。

劇団ひまわり研究科の秋公演を終了し、
ただいま、二つ…いや、実際は三つ稽古しなきゃならんのです。

まずは!

ライトアイプロデュース
大阪で、ひとり芝居を長~くやってるベテラン俳優たち3人が、
一度に、二人見られるという、素敵な企画なのです!
ひと粒で二度おいしいとはこのことだ!(って、もう古い?)
私は太宰治の「葉桜と魔笛」を読みます。
この作品は、中之島文化祭でちょっとやりましたが、
ショートバージョンでした。
全編やるのは、大阪初めて!
是非、太宰の女性一人称小説を楽しんでくださいませ!

特設サイトには、稽古場レポートもありますよ!
三人三様の稽古の様子がレポートされます。
是非、覗いてみてください。↓
http://blog.livedoor.jp/gokujo_solo/

チケットのご予約はこちら

そして、もうひとつは

関西弁での、会話劇。
家庭劇。
現代劇。
母親役。
専業主婦役。
なんとどれをとっても、林英世、初体験の役です。(って、今までどんな人をやってきたのさ!)
かなり、賭けてます。
私にとっての新境地。
まっすぐに力量が問われる芝居だと思います。

11月13日~16日  伊丹AI-HALL
11月20日~22日  東京吉祥寺シアター
特設サイト↓
http://www.yokoyama-iaku.com/2015/11/iakuwalk-in-closet-1.html

チケット予約はこちら→ 伊丹公演◎  東京公演◎

もう人るやらなきゃならないのは…、
11月24日、三重県M-PADの稽古!
東京終わって、中一日で本番なので、うかうかしててはいけないのです。
今年は、洞窟温泉で
頑張るぞ~!

みなさな、観劇の秋を是非!



[PR]

# by futu-is-best | 2015-10-12 12:51 | 公演情報

想像力の危機が深刻だと思うんですよね。

司法試験の漏洩事件。
頭を抱える、情けなさ。
教授の方も、女子学生の方も…。

情けないとか言ってる場合じゃない問題だろう!というご批判はごもっともですが、
私には、この事件で一番怖いのは、
両人の想像力の欠如ではないかと思うのです。

もう、そこ破ったら、人生棒にふるよ!っていう、一線を超えてるのに、
その緊張感のなさ。
本気で、司法に携わる仕事に人生をかけたいと考えてのことなら、100点満点にならないくらいの工夫はするだろう、普通。
教授も、本気で自分の人生かけてその女を愛してるなら、もう少し細かいところにアドバイスするだろう。

馬鹿じゃないの?というは簡単だ。
が、問題は重大ではないだろうか。
想像力の欠如。
本気なら、隅々まで働かせるだろう頭を使ってない、そのぬるさが怖い。

警察官の犯罪にしろ、教師の不祥事にしろ、
なんとも、想像力がなさすぎると思うのだが、
それは、犯罪以前の日常から始まっているのだと思う。

毎日、電車の中で腹立てているそのあれやこれやの延長線上に、こういった犯罪があるのだ。

なぜ、ドアの近くで止まる?そして、窮屈になって気分を害している?
なぜ、駅に到着するのに降りる人、乗る人のことを意識しない?そして、ぶつかって気分を害している?
なぜ、肩掛けカバンや、リュックが自分の体の一部だと思えない?そして、カバンに引っかかって気分を害している?
なぜ、降りる人がいるのに、ドアのまん前に立っていられる?そして、無理やり通りすぎて、気分を害している?
なぜ、少し詰めれば一人座れるのに動かない?そして、寝たふりを頑張って気分を害している?
なせ、電車で化粧する?もの食べる?そして、人間性を少しずつすり減らしている?
なぜ、スマホを扱う肘が人に当たっていることに気づかない?そして、肌感覚と姿勢を悪くしている?

ここはどこで、私は誰で、ここで最も優先されるべきルールは何で、
私たちの幸福は誰が作るのか。
大人が、そういうルールをとにかく蔑ろにしてる。
子供は、大人を真似て大きくなるのだということを、今一度心に刻まねば。
カッコイイ大人であろう。
カッコつけたじゃないよ、カッコイイ大人だよ。
襟を正せ!
襟を正さねば。

怠けるな、ちょっとした公共の心地よさのために自分の心を動かすことを。
私の心良さは、私たちの心良さに支えられているのだから。

知は感性や情緒に動かされる想像力によって、はじめて役立つものになるのではないかと思う。
知識や情報は、ある目的を達成したいと願う想像力によって、つながり、意味を成し、初めて役に立つのではないだろうか。

その情緒や、感性を育てなければ、
知識は何の役にも立たない。
情緒や感性、あるひとりの人間を形作る、唯一無二の感受性の醸成こそ、
初頭教育の最も重大な使命。
そこには、基本を反復することで脳や体の基礎力を作ることも含まれていると思う。

脳の基礎力。
基礎体力。

生きるための原始的な力。

人間を信じるとは、自分がプライドを持って生きることから始まるのではないかと思うのです。

お休みだったので、考えたことでした。






[PR]

# by futu-is-best | 2015-09-13 21:49 | 日記

台風休講、思いがけない休日は嬉しい。

台風が来るそ!

てことで、今日は二箇所で授業があるはずが台風休講になった。
朝起きると(むっちゃ寝たわ)拍子抜けするくらいの静かな天気。

しかし、思いがけないお休みで、ホッとする。
とりあえず、寝たおす。

で、みなさんにこれからの公演情報をガツンとお知らせです!

まず、ライトアイプロデュース「極上の一人芝居集」!
詳細はこちら⇒「極上の一人芝居集」特設サイト

坂口修一、宮川サキの、一人芝居のトップツーと対バン形式!
もう、濃い濃い、三日間。
それぞれがぞれぞれと組んで、極上のエンターテイメントをお送りします。
チケットの予約はこちらから⇒チケット予約ページ
これは見なきゃ損でしょ!

そして、11月 横山拓也 iaku公演 「walk in closet」です。
大阪弁で、普通のお母さんをやるなんて、初めてですわ。
しかも、息子は、劇団ひまわりでの教え子です。
こんな嬉しい経験もそうないでしょう。
とても楽しみにしていますねん。
すっごく、大事に大事に丁寧に丁寧に作りたいと思ってますねん。
素敵な俳優さんとの共演も楽しみ。
待ってます。
f0106355_11023946.jpg
f0106355_11023326.jpg




[PR]

# by futu-is-best | 2015-09-09 11:06 | 日記

塚本晋也監督「野火」を見た

「野火」を見ました。

どう言ったらいいだろう?
いや、何も言わないでいいのかも知れない。
何かにしなくていいのかも知れない。
人間だ。
人間がやるのだ。
そのことを強く思って、
そのことを強く憎めばいいのかも知れない。

塚本晋也監督の、この作品を作ることへのエネルギーに感動する。
その描写の容赦なさが凄い。
監督自ら、制作、監督、撮影、主演。

「カーネーション」に俳優として出演していらっしゃって、
ご一緒したあの、監督の穏やかな姿が、
別人のように、変貌していく。

俳優さんたちが凄い。
ボランティアエキストラの方々も、凄い。
あの画面を作るために、どれほどの時間と、力を使ったのだろう。
監督の思いが、全員を引っ張っているのだろう。

戦争を概念で語る限界を感じている今、
人間というものへの畏れ、嫌悪、共感、絶望、希望、という、
共有感覚がキーになるんじゃないかと、
そこを育てたい、開発したいと思う。

悲惨な殺人事件が話題の夜。


[PR]

# by futu-is-best | 2015-08-19 21:50 | 表現すること

ひまわり研究科秋公演がやって来る。

ひとり語りに一段落ついて、
10月の「究極のひとり芝居」のチラシ写真撮影も終わり、
灼熱の炎天下での、11月「Walk in closet」と、9月の「エーヨンオアビーゴ」のチラシ撮影も終わった。

そして、ひまわり研究科秋公演へのロードの始まり。

難しい。
作品選びが、もう、一番の山場。
お願いしますよ…って泣きたくなる。
適当な作品、そうそう、簡単に見つからないのよ。

人数、男女比、劇場規模、予算ね。
そして、何より、彼らがやる意味と、上げるべき成果目標を具体化できるか。

私は、哲学などやり、文系畑ひと筋のわりには、
思考の回路が理系だと思う。
いや、経済学的か?

やるからには、効果、成果を具体的に上げたいのだ。

そんなこんなでいつも苦労する。

今回も、制作のポジティヴ女子を萎えさせるほどの困難さ。
それでも、なんとか、作品を決め、
あとは、そう、実現に向け具体的な悩みをクリアしていくだけ。

頑張ろう!
絶対に、彼らの役に立つようにする。
彼らのこれからに、何かしらの役に立つようにやってやる!

スタミナ。
にんにく、肉、睡眠、猫。
大事。

[PR]

# by futu-is-best | 2015-08-04 23:13 | 指導者として

次はもう始まっている。

ひとり語り2015「松本清張と林英世と稲田真理と」が終了して、
一週間、26日は岸和田の割烹うおりさんでのひとり語り。
なんと、うおりさんでのこの催しも5回目を迎えた。

ありがたい。
続けられてる。
地元の人が来てくれる。
応援してくれる。
初めての人が喜んでくれる。

今回は山本周五郎「あだこ」
京都、西陣ファクトリーガーデンでやった公演の最後の作品。

実は、難しかった。
今回稽古しても、かつての思い出や、日常が出ては去り出ては去り、
物語の展開としてはまどろっこしい。
しかし、そのまどろっこしさが、生きるということで、
過去より、今だと、いうメッセージが込められているのだ…と今回、気づいた。
が、それを声で表現するのは結構難しい。

最終的には、思いのままのびのびやろう!と決めた。
じたばたしても仕方ない。

で、実は、自分でもいい公演だったと思う。

心のまま、のびのびやる。
このシンプルなことが大事なことなんやな。

で、今日は、10月にある「極上のひとり芝居集」のフライヤー写真撮り。
濃い。
坂口週一、宮川サキ、林英世。
ベテラン三人の本気をお楽しみに。

てなこと言ってるわけだが、明後日は11月のiaku公演「walk in closet」のフライヤー撮影です。

次は次々やって来る。
次はもう始まっている。
反省はする。
いろいろ考えもする。
が、後悔している時間はない。
だから!
毎回、全力だああああ!

その後はねえ…お・た・の・し・み・に!

[PR]

# by futu-is-best | 2015-07-28 23:12 | 日記