「ジャングル」と「フューリー」

日曜日に、南河内万歳一座の「ジャングル」を観た。
万歳のお芝居は私の活力源。
いつも始まりに戻してくれる。

芝居の始まり。
そしてそれは、社会への問かけの始まり。

なんだろう?なぜなんだろう?
なぜ、私たちはこんなところへ来てしまったんだろう?
そして、何処へ行くんだろう?

また今回も、頭ぐるぐる。

そして、火曜日、「フューリー」を観た。

徹底的に、戦場。
現場。
戦場。戦場。戦場。

ダメだ。
こんなことしてたら、ダメだ。
なんて、ダメなんだ。
と思う。
けど、今も、これと同じような映像がSNSで流れ続けている。

なんだろう?
なぜなんだろう?
私たちは何者なんだろう?
なにしてるんだろう?
と、人間であることが切なくなってくる。

戦争は、私たちの中に内在している何物かなのかな。
こんなに、愚かしいとわかっていても、途切れることなく続く。

グルグルグルグル、堂々巡りをして、
同じところに戻ってくる。
「ジャングル」

仲間を守る、家族を守る、
その幸せを維持する、
そのために自分を守る。

地球は人間のためにあるわけじゃない。
ある意味、不公平の塊だ。
その不公平をうまく、分かち合って共存しなくてはならないのだけれど、
そのことを成し遂げるには、
まだ、人類の歴史が「足りない」のか。

選挙に行かなきゃ。
でも、目先のことでは、判断できない。
政治家は今、目先のことしか語らない。
どう、選ぶ?
ああ、私にはまだわからないのだ。


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# by futu-is-best | 2014-12-10 10:00 | 日記

寒い雨の日なので、振り返ってみる。

師走だ。
寒い。

年賀状とか、掃除とか、具体的なことはほったらかしであるが、
2015年の計画を立てたりしている。
2014年もあっという間に過ぎたもんなあと、いつものようにため息つく。

2014年を振り返ってみると、
あっという間だったが、
うおりさんで「カチカチ山」から始まって、
ひまわり研究科春公演をやり、
「桜の森の満開の下」全国ツアー(大阪、京都、東京、三重、仙台、札幌)をやり、
ABC文化祭に出て、
ドラマと方言のシンポジウムに出たり、
高校生にワークショップをしたりして、
夏は「らもフェス」やって、
また、うおりさんで「その木戸を通って」をやって、
八尾プリズムホールで初めてのひとり語りをやらせてもらい、
ひまわり研究科秋公演がやってきて、
清流劇場「IPHIGENIE」で、死ぬかと思い、
奇跡の体内時計を働かせ、打ち上げの次の日から
「おかあちゃん~小篠綾子物語」の方言指導に入り、
M-PADで三重三昧して、
再び、来年の清流劇場「ファッツアー」の読みが始まり、
12月にもう一つ、ひとり語りをやる。

あれれ、一年はちゃんとあった。

足りない足りないって言ってられないよな。
50代になって、もう、自分のやるべきことは絞られている。
逃げてはいられない。
新しい試みをしながら、自分の核を鍛え続けよう。
年明けは、茨城県土浦、百景社アトリエ祭り。
久々の川端康成「片腕」。
新鮮な気持ちで、また新たな一年を作り出そう。


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# by futu-is-best | 2014-12-04 12:11 | 日記

幸福について考える

M-PADが終わった。
三重県津市の津・あけぼの座さんにはここ数年お世話になっている。

四天王寺さんで、昨年、今年とひとり語りをさせてもらい、
今回はM-PADに参加させてもらった。

四日市市の割烹「まっさん」で、向田邦子さんの「鮒」を読んだ。
大好評だった。
自分で言うのもなんだが、本当に大好評だった。
嬉しい。
お客様が喜んでくれるのは本当に嬉しい。
顔が見える。本当のことが分かる。
怖いけど、本当に感じることができて、
幸福だと思うんだな。幸せ者だと思うんだな。

そして、土曜日、今回の参加者4組全てがみられる「まとめ見」。
これがまた、贅沢だよね。
いやあ、おもしろい。
いろいろあって、おもしろい。
お客様も満席で、喜んでくれて、そう、大好評だったのだ。

いろんなところで、同じように演劇をやり、
社会について考え、人間について考え、表現について考え、演劇について考えている人と出会う。
縁が結ばれていく。
幸福だね。
好きなことやって、人と出会って、
世界広がって。幸福。

そして、今日、
あけぼの座、あけぼの座スクエアに次ぐ、三つ目の劇場「テアトル・ドゥ・ベルヴィル」のこけら落とし公演を観た。
第七劇場が、津市美里に拠点となる劇場を作ったのだ。
自分たちの手で、手作りで。

満席だった。

小さな子供から、お年寄りまで。

いろんな人が劇場にいた。

元々倉庫だったその場所にずっと押し込まれていた建築廃材を使った真っ白な壁、
新しくひかれた、真っ白な床、
その新鮮な空間になにが描かれていくのだろうと、待っていた。

幸福な空間だった。

期待がある、反応がある、怒りがある、喜びがある、愛着がある、愛情がある。
ある。ということは幸福なんだな。
関わりがあるってことだな。
生き物と生きものが関わりあう。
関わりあえる場所として劇場を作ったんだな、きっと、鳴海さんたちは。
これからが、本当に大変だと思う。
始めるのは瞬発力でできるけど、
継続は本当の力がいる。
だからこそ、一人ではなく地域のみんなと一緒にやらなきゃならないんだな。
めんどくさい事だらけだと思うよ。

でも…

めんどくさいって、幸福の種だな。
関わりがないって楽だけど、楽は幸福とは違うな。
生きるってめんどくさくてなんぼやな。

私とか、めんどくささから逃げてきたなと思う。
めんどくささの中に突っ込んでいく人を見ると眩しい。

今日の芝居「シンデレラ」のセリフだ!
人は「幸福」になるために生まれてきたのよ。
で、シンデレラはめんどくさい結婚をするんだ!

わあああ、今なんかすっごく芝居がわかったわ。


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# by futu-is-best | 2014-11-23 23:53 | 表現すること

若者よ、私の言うことは鵜呑みにするな。だが、小耳に挟んでおけ。

ご縁あって、
昨年、今年と、神戸女学院大学で、ゲストスピーカーとしてお話させてもらっている。
「プレゼンテーションの技法」
ま、私にプレゼンテーションを語ることなどできない。
意識して、プレゼンして成功したことがない。
結局、自分の仕事そのものがプレゼンであって、それ以上はできないし、
それでやってこれたことしかしてない。

ので、そんなことを話す。

劇団に入って、「クリーンナップは不動。お前はクリーンナップにはなれない」との宣言を受け、
そののち、自分の能力を磨くために、俳優の勉強をしたこと。
大学で、教職をとったものの、一回言ってやめたこと。
芝居にケリがつかず、長くやってきたから学べたこと。
入口を入ったら、出口が来るまでやってみる。
馬鹿だけど、意味あるんじゃないかと思うこと。

とりとめのない話になって、
なんか、まとまらず、ちょっぴり反省してたのだけれど、
何人かは、レポートを書いてくれて、
ちょっとでも、ひかかってくれた学生さんがいて、
彼女らが、今とこれからの自分のことと結ぶつけて考えてくれたので、
とても嬉しかった。

「人生は一度きり、やりたいことをやろう」という言葉は、簡単に言えるけど、
本当はそんなに簡単じゃない。

でも一度きりだから、真剣に向かい合ったほうがいいだろうと思う。

そんなことを、なんとかやりくりしてきた大人はちゃんと話しておかなきゃね。

無駄玉でいい、投げられるだけ、投げる。
それが、私にできることだからね。

しかし、もうちょっとまとまった話ができるようになりたいものだ。
いやほんまに。

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# by futu-is-best | 2014-11-12 23:59 | 日記

大阪弁は綺麗やなあ。

今日は、玉造小劇店「おもてなし」を観劇。

なんていうか、ちょっと、なかなか見られない、
よくできた、老舗のお菓子みたいな作品でした。

船場の暮らし、風習、気質、人情、粋、
いやなとこ、ええとこ、いろいろあって、
船場言葉が綺麗で、

みやなおこさんが、しっとりと、しかし、気丈な女を見事に演じてかっこよく。
有馬くんも、いやにいい男で、見せてくれるし。
野田くんは、一言のセリフで笑わせてくれるし。

役者が大人で、
大人の役者がいてできる、
質の良いお芝居。

できる役者は素敵ですな。

こなれたお芝居でした。
美味しいお茶と一緒に味わいたいようなね。

ぜひ、東京の方々にも見ていただきたい!

http://tama-show.jpn.org/next/


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# by futu-is-best | 2014-11-03 22:16 | 日記

「IPHIGENIE」から離れて。

IPHIGENIE」本当に一生に一度の大役だったなあ。
まあ、まだこれからはわからんけど…
(もっとすごいのやる気?でも来たらやりたいなあ)

セリフの量は間違いなく、最高値。舞台上時間も最高値。
どうやって、この役をやれば良いのかわからなさも最高値。

しかし、演出田中さんと、翻訳の市川先生と、スタッフの方々と、共演のみんなと、
探して、探して、ホールに入ってから、やっといろいろなことが見えてきた感じでした。
アグレッシブな稽古場だったよ。
発見の連続。悔しさの嵐。
ギリシャ悲劇をやるというのは、自分にも大きなドラマが起こるということやなあ。当たり前か…。

シェイクスピアや、ギリシャ悲劇をやってきた人たちの身体エネルギーの高さにビビる。
もっと高く、もっと美しく、もっと強く。という力があったんだろうなあ。
オリンピックができるはずさね。

しかし、怖かった。
心臓飛び出るかという本番直前。
体中を血がえらい勢いで流れてるのが分かる。

しかし、一言発してしまったらもうあとは前に進むしかないので、逆に落ち着いたけど。
完璧にセリフ言えた日、ないけど。
失敗を冷静に感じながら、それでも前に。

俳優の身体って、ほんまに不思議なもんやなあと実感した。
外から自分を見ながら、でも、嘘はつかないで、
自分を引っ張りながら、今に引っ張られてる感じ。
そんな感じ。

ご縁に感謝です。
巧まざるご縁によって、こんな素晴らしい経験をさせていただける。
ありがたいことですなあ。ほんまに。

今は、また次の芝居のお仕事中。
これもご縁に引っ張られてのお仕事です。
頑張ろう。

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# by futu-is-best | 2014-10-21 11:50 | 表現すること

ギリシャ悲劇は、私の悲劇…

お久しぶりですのだ。

もうすっかり、朝晩は秋なのだ。

季節の変化が早い。と、今年もまた思う。
おんなじことをおんなじように、また思う。

ひまわりの研究科の公演が10月3,4,5日。
なんと、担当してから、5公演目。
とうとうきました、シェークスピア!
「から騒ぎ」をやります。
絶賛稽古中。
しかし、なかなか、から騒がんのだな。
真面目っちゅうか、省エネっちゅうか、稽古場は私のひとり騒ぎ。
ま、しかし、いつものことだから焦らない。
これから、ゴリゴリ詰めていって、
最後まで、諦めず、密度を上げていく!と決意。

が、問題は、もうひとつの公演なのだ。

久しぶりの舞台。
初めての清流劇場客演。
初めてのドイツ演劇。
初めてのギリシャ悲劇からのゲーテ作品。

手ごわい!
ほんまに手ごわい!
喋る量が半端ない。
神様の話が、遠い。
自分から遠い。

近づくためには、時間も力も必要だ。相当に。
でも、かすかに見えてきたその世界は、
とても、美しく、純粋で、
先日来、SNSにいやと言う程上がってた、
ガザの、子供たちの無意味な死に思いを馳せ、
だれも幸福にならない殺戮を、人間がやめることができるとしたら…
と、考える。
理想だ。
理想なのだ。
でも、理想を見ずして、美しいものがあり得るか?

今の私たちが、見つめ直すべきことがいっぱい詰まっているみたいだ。
もっと、掘らなきゃならない。
もっと、もっと、掘らなきゃ。

多分、こんな芝居は、そうそうやらない、どこも。
だから、是非見に来て欲しい。
意味と価値はあると思う。

詳細はこちら。→


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# by futu-is-best | 2014-09-14 15:34 | 公演情報

傲慢化という進化?退化?老化?

最近、自分がちょっと怖くなる。

いろんな事に、やたら、腹立つ。

なんか、とても自分勝手な人になってる気がする。

母親に「自分が絶対正しいと思っている」と言われたが、
まあ、そう言えばそうだ。

私の正しさを覆すくらいの勢いでかかってこられないと、
多分、言い負かしてしまう。

昔から、そうだ。

口が異様に達者だ。

負けず嫌い…でもないと思うのだ。
勝負は嫌いだ。
勝ち負けはあまり関心がない。
ただ、自分の思っていることを思っているだけ。

譲れない。
でも、譲れると思ったときには、けっこう譲る。
言い負かされると、ちょっと嬉しい…?
ちょっと、嘘。
でも、新鮮かな。

口論はいや。
議論は好き。

多分相手にしなくない女だ。
別に、勝ちたいわけではない。
ま、負けたいわけでもないが、きちんと分かりたいのだ。
譲りポイントが高いということかもしれない。

でも、ちょっとそんな自分に疲れる。
自分のスピードについてこないものに腹が立つ。
自分勝手だと思う。

とても傲慢になってるんだろうと思う。
傲慢に。
先生病か。
ああ嫌だ。嫌なのだ。嫌なのに。

「弱い子の気持ちのわからない子」と小学校の先生に言われた。
そうなのだろうと思う。
でも、「先へ物事を進めなくてはいけないのだ、と正当化する。
最近になって、そんな自分が顕著になってきて、
自分でも息が詰まるくらい、
なのに、そんな自分に追いつこうとして走ってる感じ。

足を止められない。

年か?年齢か?
固くなるのは、体だけじゃなく、心も頭もか?
傲慢は老化か?

優しいってことがわからない。

ああ、ちょっと自分に疲れてる。
反省。
反省すべきを反省しよう。

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# by futu-is-best | 2014-08-22 22:47

お別れと、出会いと。

深津くんのお別れの会へ行ってきた。
たくさんの方が、彼を惜しんで参列していた。

彼の短いけれど、濃かった人生が見える気がする。
劇作家として、演出家として、
不幸にも病を背負ったけれど、
そのことすらを生きる力にして作品を作り続けられたことは
ある意味、冥利に尽きるとも言えるのではないだろうか。

そして、私は…と考える。
どういうふうに人生を締めくくることになるのだろう。
詮無いことを思う。

生きるしかないな。
自分の魂の声を聞きながら、
行けるとこまで行くしかない。

死に様は生き様。
生き様は死んだ時にしかわからないのだ。
だから、自分には見えないんだな。
他人が聴いている自分の声を絶対に聞くことができないように、
同人生が締めくくられたのかは、自分では絶対に見られないのかもしれない。
なら、今の自分の体感を信じて行くしかない。

深津くんの柩の出発を見送って、みなさんより一足早く駅へと駆け出した。
なんかご挨拶もせず、失礼だったのだが、
南河内万歳一座の「使用人」を見るためだ。

河内の芝居を観ると、体がスッキリする。
無条件に芝居を楽しめる。
リフレッシュする。

どうせ、なにかの使用人なら、
使える使用人になろう。
働ける使用人になろう。
「魂の声に従って、自分の道を選ぶ使用人」になろう。

終演後、飲みに行って、
内藤さんや、朝子さん(超感激!)とお話させてもらって、
若い演劇をやってる人たちとも話して、
大笑いして、楽しくて、
やっぱ、演劇やってる人といるのが一番好き!と思う。
深津くんの分も、先へ先へと繋いでいかなきゃな。


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# by futu-is-best | 2014-08-04 12:55

らもWEEKはじまるぞ!

7月21日から、中島らもメモリアルWEEK~ひつこいファンの集い が始まる!
いよいよです。
あれから10年。

多くの人に、様々に刺激を与えた、
破天荒な人、中島らもさん。

らもさんに出会って、らもさんが忘れられない人となった
たくさんのファンが、集まって、お祭りをやります!

公演情報、更新してます。
ここから、予約してもらえます。
お待ちしてます。

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# by futu-is-best | 2014-07-17 08:53 | 公演情報