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関西演劇観劇の日

昨日は、下北沢で、
関西の劇団の公演を二つ続けて見ました。

南河内万歳一座と、売り込み隊ビーム。

タイプに違うお芝居だったけど、
ああ、関西のげきだんやあ…と、思った。って当たり前じゃん!

いや、そこが、ちょっとなんていうか、
違う…なんか、その、違うのだ。


河内は、もう、河内ですから、その河内テイストを胸いっぱい吸い込んで、
なんとも、いえない、懐かしさと、ほろ苦さと、暖かさを感じて、
幸せな気分。

河野さんが出てて、
なんといっても、我青春の一ページ。
よみがえる、オレンジルーム。
憧れのアンバー。
押入れと窓。

キュンと来るわなあ。

売り込み隊ビームは、テーマは虐待とかで、
舞台のセットも、スッキリしてて、おされでシンプルで無機質で、
どっちかって言うと、東京っぽいんじゃない?って感じなんだけれど、

人間がね、其処にいる人間たちがね、濃いというか、
役者がね、なんともいえない、ある意味、いい意味、泥臭さがあるっていうか、
それは、両劇団に共通している気がして、
不思議に関西のげきだんやあという共通の感想にいたったわけです。

先週、ワークショップを5日間やって、
一人一人の役者さんが、持っているパワーが、空間を満たす時のおもしろさを
改めて感じていたんだけど、
そういうパワーに満ちた空間を感じられる舞台って、案外少なくて…

バカも、おろかさも綺麗に作られすぎて、ドキドキしない…ていうかね。

もうすぐ、M.O.P.のファイナルの稽古が始まるけど、
最後の私のテーマは、「最高の無駄」です。

私もどうも、ちっちゃくまとまっちゃうんでね。
まとまりからの脱出を目指そうと思うのだ。

その気持ちを後押し居てもらった、昨日の関西演劇観劇でしたのだ。
おおきに。

by futu-is-best | 2010-06-06 13:42