泣いた
「見よ飛行機の高く飛べるを」
大詰め。
細かいところを手直しし続ける。
昨日、新庄先生と、延ぶのシーンをやってて、
「ああ、この本は青年座への書き下ろしだったな、新庄先生やったのって、大家君やったなあ、今頃大家君、泣いてるんやろうなあ、森塚さんのこと、大好きやったもんなあ」
と思ったら、稽古中に泣けてきた。
今演じてる二人は、大学生と高校生。
青年座も、森塚さんもぜんぜん知らないけど、
いかに芝居を愛する人たちか、
人間くさい芝居を愛する人たちか、
その森塚さんが亡くなったこんなときに
この芝居をやってるのも、なんかの縁かもね。
なんてことをつらつら語ってしまった。
そしたら、二人も涙ぐんでしまった。
その二人を見て、また、泣いてしまった。
下手でもいい、誠実な芝居をやろうね。
by futu-is-best | 2006-06-22 12:59