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今年もハラハラ

アニメーター学院卒業公演まで、あと、4日。
明日、あさって、休日だけど、稽古です。
学院の事務局の先生も休日出勤で、教室を使わせてくれます。
ありがとうございます。

照明、音響、美術をプロのスタッフにお願いして、
結構、ちゃんとした舞台をやります。

でも、衣装、小道具は生徒たちが担当。
「七芒星」
中島かずき作品で、いわゆる、劇団☆新感線芝居ですから、
殺陣あり、ダンスあり、歌あり、ギャグあり。
もう、てんこ盛りのエンターテイメント。
用意する武器や衣装もてんこ盛り。

今回は、音楽のできる子がいて、
なんと、作詞作曲もオリジナルのテーマソングもできました。
それぞれ、結構得意技があって、
コスプレの腕を生かした、衣装や小道具、
イラストの腕を生かした、パンフレットつくりなど、
さまざまな仕事を、みんなでやってきました。

最初は、「やっぱり無理だったか、こんなエネルギーの低い新感線はありえない!」
と、自分の講師としての決断が甘かったかなと思ったりもしたのですが、
歯車がかみ合ってくると、なかなかのものなってきました。
ちょっと、ほっとしてます。
彼らも今までの人生で最大に頑張ってると思います。

スタッフさんが、「良くなってますよね」と言ってくれて、またまたほっとする。

しかし、ハードな日々で身体を壊す子も出てしまう。
これが一番心配。
今年も、なれない殺陣で、持病の腰痛を悪化させ、実家休養になったのがいた。
ダブルキャストなので、何とか、本番はできるけど、
実家から、なかなか戻ってきてくれない。
連絡も無いし、携帯もつながらない。
舞台に立てないとしても、卒公を見る側だけになったら
本人にも、クラスのみんなにも良くないだろう。
明日にでも帰ってきて欲しい、オープニングのナレーションをやってもらうから。
と、実家に電話。本人とは話せなくてやきもきし、もうだめかと諦めかけてたら
ひょっこり戻ってきた。

もう、お母さん心配したでえって気持ち。

ともかくも、全員参加で終われる。

本当に頑張ったからねえ、見違えるほどしっかりしてきて、
二年前とは別人たちみたいだものねえ。
奇跡の伸び率を見せますよ、実践をやるとね。

一生で一度の卒業公演だから、
きっと、彼らの人生で大事なものになる。
そうしたいと思っている。

あとは、事故なく怪我なく、無事終わること。

by futu-is-best | 2007-02-10 15:24