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通しを二回。

はっきり言って、ヘトヘトですわ。

今日は通し稽古を二回やりました。

もう、目が痛いねん!
泣いてばっかりで。

何で、こんなに、泣けるんやろう?

普通のことしかやってないのに。

人間が生きるって事は、ドラマやなあ。


今日は芝居見ながら
「ほんまに、誰かを好きになるって、どんな感覚なんやろう?」
と、思春期のような思いに浸っていた。

おっと、なんだこの「夢のひと」現象は!

純粋ということについて、考えてしまうような芝居なのです。
それも、何回見ても、また、考えてしまう。

本当に生きるって何って?

この作品が、近松劇場のファイナルだったことが、凄いと思う。

近松といえば、心中。
でも、死ぬばっかりが心中か?と考えたわかぎえふ女史が凄い!

一緒に生きるということが、一緒に死ぬということと同じになる。
生きると死ぬが同等になる。

これって、今の私たちが思いなおさなきゃならない、一番大事なことのような気がする。

生きてることが凄いのは、
死ぬってこともあるからで、

命をむやみに絶ってはいけないのは、
人はいつか死ぬからで。

死ぬまで生きることしかできないということが
当たり前で、凄いことだということで…

とにもかくにも、凄い本や。

でもって、
その微妙な、奇跡のような塩梅の芝居を
繊細に立体化している、マキノさんが凄い!

繊細。

役者にとっては、ほんまに難しい。
けど、こちらに預けられてるところも多くて、
やりがいもある。

多くの人に見て欲しい。
芝居の良さを知ってほしい。

見るほうも体力使うで。
でも、体力使うと、楽しいで!

by futu-is-best | 2007-12-09 01:30