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下北沢の夜

夕べは、お芝居を見に、下北沢へ。

風琴工房「無頼茫々」
大正時代の新聞記者たちの姿を描いた、なかなか骨太な作品でしたよ。
ハイリンドという劇団の多根周作君と、はざまみゆきさんがご出演。
多根君は、俳優指導者養成ゼミなるもので、知り合って以来、
とても大好きな役者さんで、仲良くしてもらっているのです。

作・演出の、風琴工房主宰の 詩森ろばさんも、
俳優指導者養成ゼミの二期の参加者で、
西陣ファクトリーで一度公演をされたことがあって、
なんだか、おもしろい縁のつながりなんですよ。

この間、燐光群に行った時に、再び詩人鈴木太郎氏と遭遇し、
風琴工房の話になり、やっぱり、お知り合いだとわかり、
凄いスピードで、線が結ばれていくので、びっくりする。

これが東京かあ…と、田舎者は感心しまくりですわ。

芝居は、まじめで、まっすぐで、おもしろかったですよ。

でもふと、私が演出だったらあ…、なんてことを考えてる自分に気づいたりするんだけど。
おもしろいので、考えるんだろうなあ。

おもしろくない時は、それすら考えられずただ怒りが湧いてくるからね。

そんでもって、飲み会にも参加。
ハイリンドで、衣装をやってる阿部女史と、舞台のおもしろさを大いに語り合う。
「父と暮らせば」で使われていた和太鼓の奏者が、阿部さんや多根君の知り合い!
また、つながった。

その後、はざまさんも交えて、某大物に散々文句をつける。

スッとする。

この人たちと、芝居を作ってみたいと思う。

隣に座った、おとなしそうな青年は、なんと、かつてウィングフィールドで、
深津君の講座を受講していたという、若手の演出家(名前は忘れてしまった、ごめんね)。

奇跡的な乗り継ぎで、終電で帰る。

たくさんの勇気をもらった下北沢の夜でした。

# by futu-is-best | 2009-05-12 12:51

骨からリフレッシュ

え~、占いにやられて、
細かい不幸を積み重ねたのですが、
翌日は、もう、大変幸福でした。

浮き沈みが激しいですね。

阿佐ヶ谷ヴィオロンのライヴへ行ってきました。

知る人ぞ知る、クラシック喫茶。

いろんなライヴをやってます。

M.O.P.でも、もう、常連、今回も出演していただける片岡さんの「くものすカルテット」もライヴをする。

そう、片岡さんから、その名前を聞いてました。
東京人なのに、大阪の芝居の飲み会で出会うO氏にも、お聞きしてました。

うわさのヴィオロン。

昨日は、ギターと、ヴァイオリンと、ピアノと、コントラバスのカルテット。

喫茶店の構造自体が凄い。

スピーカーが、凄い。

空間自体が、音楽のためのものになっている。

壁に体をくっつけて、聞いていると、

骨から音楽が入ってきて、
もう、なんていいますか、
音楽を聴いているというより、
音楽を体験しているというか、

響きと一体化しているといいますか、

無。

無。
になって、音を体験しました。
骨から、体をほぐされた感じで、

もう、凄く、いい気持ち。

実は、ひとり語りができないかと思って、
そんな魂胆もあって、聞きにいったんですが、

ここでやるなら、なにか、楽器をともにやりたいと思いました。
もったいない、でないと。

でもって、昼間の本格クラシック喫茶の時にも行きたいと切に思いました。

クラシックなど、詳しくない私ですが、
音を体で吸い込む会館を、また味わいたい、
それはさぞかし、素晴らしい体験に違いないと思いましたね。

音に洗われる。

音楽に詳しくないから、そんな純粋体験もできるのかな。

こんな風に自分の声と言葉が使えたら、凄かろう!と思い、
ますます、楽器になりたい私です。

昨日のライヴでは、本当に楽器の音の重なりの中に、
人間の声かと思う響きが聞こえて、すごく、おもしろくて、
音はストレートですよねえ。

# by futu-is-best | 2009-05-09 23:05

占い、当たり。おからも当たり。

今朝、出掛けに見た、「目覚ましテレビ」の占い。

大当たり~!どどど~ん。

「最も、今日ついてないのは!さそり座で~す。」

はい、ありがとう。

朝から、バイトに遅れそうになるわ、
行ったら行ったで、朝から、久しぶりすぎてパニクルわ、
安全策をとって、上の人に確認したら、ちょっと、切れ気味に指導されるわ、
暇すぎて、眠くなるわ、
最後の最後に、
机に忘れた水を、取りに行こうと、良かれと思って、わざわざかばんを再度ロッカーに入れたら、
ロックの仕方を間違えて、空かなくなるわ、
マスターキーが見つからず、
会社の人をあちこち走らせるわ、

もう、最悪!

いつも、占いなんて、何が出ても「ふ~ん」てな感じで流してたけど、
今日は、ちょっと、落ち込んだ。

夜は、梅が丘BOXへ。
初めての梅が丘BOXで、燐光群。

いやあ、本当に表現方法とはいろいろあるもんだ。
小さな空間で見る、芝居はやっぱりおもしろいなあと思った。

で、帰ってきておからを食す。

おいしい。

うれしい。

明日は、いい運勢であることを祈る。

# by futu-is-best | 2009-05-07 23:55

号泣

今日は、下北沢です。

演劇のメッカ下北沢。

M.O.P.は公演したこと無い下北沢。そう、無いのです。

「父と暮らせば」
朗読劇としての公演ですが、

井上ひさしさんのこの戯曲は、初めて読んだとき、読みながら号泣した。

涙が溢れて、とまらなかった作品。

井上さんの本は、台詞が、多い。
そして、結構説明台詞だったりする。

その、説明が、裏が立ち上げって来ると、説明ではなく、
その人が語るべき必然の言葉になってくる。
そこが、難しい。そして、俳優のやりどこでもある。
俳優に酷な台詞。
でも、しゃべれれば、凄く強い。


泣きました。
泣きました。


いい芝居。

いい言葉。

美しい人間。

弱い人間。

うそつきな人間。

可愛い人間。


それが、泣ける。
泣けるんです。

このいい本を、当たり前に良く感じさせてくれたことに感謝。

そんなあたりまえであるべきことが、
できない場合も、多々あって、

演劇は、演劇をしている私たちにとって、難しいということを、改めて確認。

雨だけれど、暖かい心で帰宅。

鯛のあら炊きを食す。

昼に厚揚げを買ったら、おからをもらったので、
おからを煮るなら、魚を煮なくちゃと思い、

鯛のあらを煮る。
ごぼうと共に。

私の耳に残る母の言葉
「おからは魚の煮汁で炊くのが、一番おいしいねんなあ」

嘘かまことか未確認。

明日は、この残った煮汁で、おからを炊く予定。

# by futu-is-best | 2009-05-06 23:34

あまり、知らない私ではありますが…

忌野清志郎さん。

亡くなってしまった。

ニュースや特集がいっぱい。
どの映像見ても、言葉聴いても、たくさんのこと感じさせてくれる。

夕べ、寝る前にMTVかなんか見てて、
「世界中にきみを自慢したい」っていう内容の歌聞いて、泣いちゃった。

あまり、詳しく知らないんだけど、
知らない私も知っている人。
知らない私も、影響受けてる人。

生き方そのものが、自分の仕事だったみたいな、
表現者として、尊敬できる、人。

誠実で、正直で、やさしくて、そんな人柄を再確認。

ご冥福を祈ります。

# by futu-is-best | 2009-05-05 09:30