iaku演劇作品集、横山拓也作品集が終わりました。
「あたしら葉桜」は岸田國士「葉桜」のリーディング公演と二本立てのような形でした。
上田一軒さんの演出は、日常会話を成立させる、母と娘の微妙な心理を徹底的に追うもので。
それは、まさに他人の無意識下で起こることを再現しろという事で、
しかし、それがなされたとき、そのやり取りは起こりうる物になるわけで…。
横山さんが、日常に観察する人間のなにげないやり取りに、どれほど深いものがふくまれているのか
という事を知る。
日常、そう思って観察もするが、それを再現、いや、それを生きるのがどれほど困難なことか。
人間は何をやっているのか。
ギリシャ悲劇から、平成の日常まで。
人間は変わりつつ、変わらない。
そのことを考え続ける。
それは、面白い作業なのだ。
俳優と演劇をとおして、人間を見る。
俳優とは何かをを考え、人間とは何かを考え、社会とは何かを考え、
教育とは何かを考える。
人生の終いの形をどこに持って行けるのか
そんなことを考える、今日。
南河内万歳一座「秘密探偵」が私に問いかける。
先のことはわからない。
でも、先のことを考えなくてもいいのか。
甘いんじゃないか。
誰に甘えようとしているのか。
なんとか生き抜け!生き抜くために考えろ。そして、行動だな。
まだ、さっぱり、わかんないけど。
若者か!
というような考えに取りつかれているおばさん。
# by futu-is-best | 2018-05-30 22:54