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久しぶりなのに、こんな私です。

iaku演劇作品集、横山拓也作品集が終わりました。

「あたしら葉桜」は岸田國士「葉桜」のリーディング公演と二本立てのような形でした。

上田一軒さんの演出は、日常会話を成立させる、母と娘の微妙な心理を徹底的に追うもので。
それは、まさに他人の無意識下で起こることを再現しろという事で、
しかし、それがなされたとき、そのやり取りは起こりうる物になるわけで…。

横山さんが、日常に観察する人間のなにげないやり取りに、どれほど深いものがふくまれているのか
という事を知る。
日常、そう思って観察もするが、それを再現、いや、それを生きるのがどれほど困難なことか。

人間は何をやっているのか。

ギリシャ悲劇から、平成の日常まで。
人間は変わりつつ、変わらない。
そのことを考え続ける。

それは、面白い作業なのだ。
俳優と演劇をとおして、人間を見る。

俳優とは何かをを考え、人間とは何かを考え、社会とは何かを考え、
教育とは何かを考える。

人生の終いの形をどこに持って行けるのか
そんなことを考える、今日。

南河内万歳一座「秘密探偵」が私に問いかける。

先のことはわからない。
でも、先のことを考えなくてもいいのか。
甘いんじゃないか。
誰に甘えようとしているのか。

なんとか生き抜け!生き抜くために考えろ。そして、行動だな。
まだ、さっぱり、わかんないけど。

若者か!
というような考えに取りつかれているおばさん。

# by futu-is-best | 2018-05-30 22:54

関西現代演劇女優賞頂きました。ご報告申し上げます。

関西現代演劇女優賞頂きました。ご報告申し上げます。_f0106355_12111788.jpg
三日前には、雪が降り、
月曜日の朝は、車にフワフワ雪をごっそり乗っけて駅まで行きましたが、
すれ違う車には、全く雪など乗ってなくて、
「山の方は雪でしたよー!」とお知らせすることになってしまいましたが、
今日は、ずいぶん寒さも緩んで、
曇り空ではありますが、ちょっとほっとする感じです。

FacebookやTwitterではお知らせいましたが、
2017年の清流劇場「オイディプス」「メアリー・ステュアート」、ひとり語り役者生活30周年記念「桜の森の満開の下」の演技に対して、第20回関西現代演劇女優賞をいただきました。

賞などというものには縁がないと思っていましたが、
こうやって、実際、受賞のお知らせをいただくと、本当にありがたく嬉しいもんですね。
今まで、ご縁のあった皆さんとの出会いの中で出来上がってきた自分が、まだ芝居を続けていられて、
30年の区切りに、こうして評価していただいたことは、
今後も、精一杯精進しろという事だと思います。

「関西」というところに一つの意味があります。
「関西現代演劇」、まさに私たちが今関わる、私たちがこれから作り続けていく場です。
多くの仲間がいて、これからも切磋琢磨して「関西現代演劇」を豊かにしていけるよう、
若い人たちの力になれるよう、頑張ります。

応援してくださるたくさんの皆さま、
大役に挑ませてくれる清流劇場さん、
ひとり語りを支え続けてくれるスタッフの皆さま、
感謝申し上げます。
そして、今後ともよろしくお願いします。

# by futu-is-best | 2018-02-15 12:11 | 日記

中学校でお話しさせてもらったんですよー。

今年は新制中学校が発足して70年なのです。
義務教育が小学校と中学校、9年になったのですね。
わが母校山滝中学校も70周年を迎えまして、
70周年を記念する催しがありまして、
私も卒業生としてお話しさせてもらいまして、
106名の後輩たちに、私が中学校出てからどうやって今に至ったか、告白のような講演をしたのです。
恥ずかしながら。

木造校舎が並び、桜の木が校庭を取り囲んでいたのだけど、
私たちの時代の校舎はもうほとんど残ってなくて、
明るい校庭と大きな体育館がある。
しかし!
体育館、寒い!
あの空間をストーブであっためるのは無理。
熱気は体育館の天井ばかりをあっためる。
学校って寒いところやったなあって、そんなことも懐かしかったですが、
私の話を聞いて、ちょっと、自分が生きるってことと向き合ってみてくれたらいいなと思って話しました。
あまり上手に話せなかったけど。
云いたいことがありすぎて…。

私なんか、先のことなど全く見えないけれど、自分の感覚が選ぶ道を歩いてきたのだけど、
でも、究極それしかないと思うんだよね。
絶対、先のことはわからない。
一歩ずつ、自分の道を作ってゆくしかないんだよね。
私の中学卒業時の想いは「後悔しない」だったから、判断の最終基準になってきた。
長い人生を一歩ずつ歩きぬくための体力と精神力、思考力を身に付けてほしいと思うのです。

新制中学校の目標が文科省のホームページに出てます。
1)小学校における教育の目標をなおじゅうぶんに達成して、国家および社会の形成者として必要な資質を養うこと
2)社会に必要な職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度および個性に応じて将来の進路を選択する能力を養うこと
3)学校内外における社会的活動を促進し、その感情を正しく導き、公正な判断力を養うこと

基本に帰れやね。
教育は何のためにあるのか、
誰のためにあるのか。

身体を鍛えろ!
脳を鍛えろ!
心を鍛えろ!






# by futu-is-best | 2018-01-23 17:46

中学校でお話しさせてもらったんですよー。

今年は新制中学校が発足して70年なのです。
義務教育が小学校と中学校、9年になったのですね。
わが母校山滝中学校も70周年を迎えまして、
70周年を記念する催しがありまして、
私も卒業生としてお話しさせてもらいまして、
106名の後輩たちに、私が中学校出てからどうやって今に至ったか、告白のような講演をしたのです。
恥ずかしながら。

木造校舎が並び、桜の木が校庭を取り囲んでいたのだけど、
私たちの時代の校舎はもうほとんど残ってなくて、
明るい校庭と大きな体育館がある。
しかし!
体育館、寒い!
あの空間をストーブであっためるのは無理。
熱気は体育館の天井ばかりをあっためる。
学校って寒いところやったなあって、そんなことも懐かしかったですが、
私の話を聞いて、ちょっと、自分が生きるってことと向き合ってみてくれたらいいなと思って話しました。
あまり上手に話せなかったけど。
云いたいことがありすぎて…。

私なんか、先のことなど全く見えないけれど、自分の感覚が選ぶ道を歩いてきたのだけど、
でも、究極それしかないと思うんだよね。
絶対、先のことはわからない。
一歩ずつ、自分の道を作ってゆくしかないんだよね。
私の中学卒業時の想いは「後悔しない」だったから、判断の最終基準になってきた。
長い人生を一歩ずつ歩きぬくための体力と精神力、思考力を身に付けてほしいと思うのです。

新制中学校の目標が文科省のホームページに出てます。
1)小学校における教育の目標をなおじゅうぶんに達成して、国家および社会の形成者として必要な資質を養うこと
2)社会に必要な職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度および個性に応じて将来の進路を選択する能力を養うこと
3)学校内外における社会的活動を促進し、その感情を正しく導き、公正な判断力を養うこと

基本に帰れやね。
教育は何のためにあるのか、
誰のためにあるのか。

身体を鍛えろ!
脳を鍛えろ!
心を鍛えろ!






# by futu-is-best | 2018-01-23 17:46

決意してみるーなん百回目かの…。

2018年も5日が過ぎた。
今日は冷える。
小雨が降って、空気が非常に冷たいです。
ナナは、今や自分の巣と化した小テーブルの下、ホットカーペットの温かさを味わいながら熟睡しています。
私は、ナナとモフモフひざ掛けを分け合い、体温も分け合いながらこれを書いてます。

2018年も忙しい一年になりそうです。
舞台が二本、新ユニット「おばちゃんず」もとうとう動き出すし。
8月にはひとり語りでツアーを企んでいるし。
芸大も3年目に入るし。
一年の流れもつかめてきたから、始点から終点への道筋をもっと細やかにしたいなと思うし。
なんか、とにかく去年より良くなりたいし。

次へ進みたい。
次って何かわからないけど。
ちょっと、煮詰まり感が漂って来ているんだよな。
成長したい。て、もう年取っていくだけなのにー!

若い時に気づいていたら、
若い時にもっと自分を追い込んでいたら、
若い時にもっと勇気があったら、
今ごろもっと成長できていたのかなあ。
というような、後悔のようなものに襲われるこの頃。
潔ぎの悪い事…。
こんな事グチグチ考えてるなら、何か動けばいいのにね。

エレカシの宮本さんが、「スッキリ」のインタビューで言ってたな。
「いい歌を歌いたいですね。いい歌。エゴのないいい歌を歌いです」

エゴのないいい芝居をしたい。
エゴのないいい授業をしたい。
エゴのないいい語りをしたい。

行けるところまでしか行けない。
行けるところまで行くのだ。

50年間、ほとんど同じようなことを決心し続けてるわ。










# by futu-is-best | 2018-01-05 14:57